ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 839
「インドアの割に、身体はしっかりしているんですね…」
スポンジを置き、直に肌に触れてくる沙織ちゃん…
その手は僕の背中から胸へと回り込んでくる…
「そんな確認なんてしないでよ…筋肉なんて全然着いて無いんだから;」
最近は脂肪も気になりだしたからね;…
「そうなんですか?…それじゃあお腹周りはどうです?…」
胸にあった沙織ちゃんの手は、滑るようにして下に向かっていく…
これ以上下がるとモロにばれちゃうじゃないか。
お腹周りの肉もそうだけどその下は…
「こっちからじゃ届かないですね〜。匠さん、こっち向いてくれませんかぁ?」
「えっ…ええ〜」
「全部洗えませんよ〜」
沙織ちゃんは背中に胸を押し当てながら身体をスリスリさせてくる。
柔らかい乳房の感触がもろに伝わり、益々前なんか向けなくなる;…
「どうしたんです?…さあ遠慮なさらずにぃ…」
別に遠慮している訳じゃない;…
男ってどうして、それが形として現れちゃうんですかね;…
「あ、いや;…まだ恥ずかしい状態だからさ;…」
隠せないのだから、正直に言うしかない。
「大丈夫ですよ。そうなるのは仕方ないですから。私が匠さんにこうしている以上なかなか収まりませんよね」
「うん…」
「ソコも全部、まとめてお相手します。私、そのつもりでしたから…」
沙織ちゃんの声に、少し熱というか、色っぽさが加わったような気がした…
“お相手…”って;、正にそういう意味だよな?
「いいのか?…彼氏に悪いんじゃないの?…」
そんなことがバレて、後で殴られでもしたら堪ったもんじゃないからな…
「大丈夫ですよ…私たちってそういうことには寛大なんです。」