ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 837
「それじゃあ貸して貰おうかな…」
このままでいるのも辛いもんがあるからね;
「どうぞぉどうぞぉ遠慮なさらずにぃ…でも2人で入るにはぁ狭いんですよぉ〜」
え?…今何って言いました?
てかおい;!…何、ブラ外してんでぇすかぁあ!?…
「あ、あの、沙織さん?」
「はい?」
「ええと、僕ら、2人で入ると…」
「もちろんです!」
うわあもうブラ外してるし!
大の男がここにいるのにトップレスって無防備すぎるでしょ!
「恥ずかしがることないですよ匠さん、私たち昨日今日の仲じゃないですから!」
それって何か違ってません?;…
まあこうも堂々とされると、反ってこっちの方が恥ずかしくなるけど;
「もしかして…こうやって彼氏さんとも一緒にお風呂に入っているとか?…」
「もちろんですよぉ!…葉月ちゃんとは違って、私は男の人の裸見慣れていますから、安心して下さいねぇ!」
安心って;…何を安心しろと言うんでしょうかね?…
…とはいえ、ここまで来たら引き下がれない。
沙織ちゃんに促され僕も裸になって一緒にお風呂に入ることになる。
「狭くてごめんなさいねぇ」
「そんなことないさ…」
ウチだってそうは変わらないと思う。しかもうちの場合は大の男3人が同時に入ったことだってあるし。
僕がバスタブの中で縮こまってるのをよそに、沙織ちゃんは堂々とシャワーを浴び始めた。
目のやり場に困ってしまう;…
本当は舐めるように見たいところだけど、湯舟の中では上を向いているし;…
これ以上刺激したら、大変なことになっちゃいそうだもんね;…
僕は身体を洗う沙織ちゃんに背を向け、膝を抱えるしかない…
「さぁ匠さんも上がってくださいぃ、お背中流しますぅよ!…」