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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 787

書斎兼寝室になっている親父の部屋に久しぶりに入る…
ベッドがちゃんとメイキングされていて、親父の几帳面さを感じずにはいられない…

同じDNAを持っていながらに、どうしてこういうところは受け継がなかったものかね;
案外美恵子さんは、僕みたいにズボラだったりしてぇ…
なんて考えると自然と頬がニヤついてしまう;…

僕や妹たちの部屋とはまったく違うシックな雰囲気に、心が落ち着く感じがする。
本棚にはずらりと難しそうな本が並び、何処で撮ったかよくわからない写真が貼ってある。

失礼するよと心の中でつぶやきながらベッドに寝転がる。
真昼間で快晴なのになんか薄暗い。

親父は毎晩こんな環境の中で寝ているんだな…
そんな中でふと思う…
そういえば、お袋と寝室を別々にしてからどのくらい経つのだろう?…

僕が子供の時は確かダブルベッドに一緒に寝ていたよな…
二人が一緒に寝なくなったのには、何か原因でもあったんだろうか?…

もちろん仲が悪いわけじゃない。
今でも羨ましい、見ていると恥ずかしいんじゃないかと思うくらいラブラブな夫婦だと思う。

「親父は、この方が落ち着くのかな」
ベッドの上で、目を閉じながら思いをめぐらす。

…少しの間意識が落ちる。それでも疲れは取れたし、いい眠りだった。
壁の時計を見ると、大体2時間くらい寝てたようだ。

「おっと…」
枕元に置いたスマホを見ると、また夏子さんからメール。

『仕事終わったら匠くんのお家の近くまで迎えに来るよ〜』

『ありがとうございます。またこないだのようにならないよう心掛けます;…』
即座にそう返信を打つ。

こないだのことは全く覚えてはいないんだけど、例のようにスッパになっちゃたみたいだからね;…
それに気づいた時には夏子さんの家にいる有様だったから、旦那さんにもえらく迷惑掛けたしな…

僕ももう子供の父親になったんだし、そんな恥ずかしいことは二度としちゃあいけないよな…

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