ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 760
「あっ…あ、匠さん…あぁ」
唇を離してもまだ美玲ちゃんはフルフルと奮え僕を見つめる。
股間にあてがった手は、自分の意思を持って触れている。
「ふ、ふふ…可愛い、ですね」
「美玲ちゃんもね」
「あ、あぁ…匠さんの…」
しなやかな指で触られるうちに、僕のソコは勢いを持ってくる。
「よかったぁ…ちゃんとなってくれて…」
美玲ちゃんは首を曲げ、まじまじとジャージに出来た僕のテントを見つめる。
「それゃそうだよ…僕も若くは無いから女の裸を見ただけで即勃ちって訳にはいかないよ…」
これが啓くんぐらいの歳の奴だったら、部屋に入った時点でもうマックスだろうけどね…
「そうなんですかぁ?…」
「ああ、だから美玲ちゃんに魅力が無いなんてことは全く無いんだぜ…」
「匠さん…」
美玲ちゃんの目にじわりと涙が溜まっていくのがわかった。
「美玲ちゃんは魅力的な女の子だよ。だから、もっと彼のことも大切に思って…急かしたりしないで」
「うん…」
僕は優しく諭しながら美玲ちゃんの下半身へと指を這わせていく。
僅かに潤んだソコを指の腹でゆっくりと撫でる…
きっと彼氏とは、これだけの状態で入れていたんだろう…と思うと、美玲ちゃんも決して満足のいくセックスはしていなかったのかも…なんて思ってしまうよ…
「匠さんはいいんですか?…もうこんな勃っているのに…」
「だから僕のことは気にしなくていいよ…」
もしかして美玲ちゃんは人一倍相手に気を使って…?
だから早く入れさせようとしていたのか?
もしそうだとしたら裏目だったんじゃないかな。
美玲ちゃんも気配りの人だけど、それはかえって悪いほうに…どこかで気持ちがすれ違っていたんだろうな。
「あっ、ああぁ…匠、さんっ」
指を小刻みに動かすと美玲ちゃんのそこからはジワリと愛液が流れ落ちる。
「んっ、あ、あぁ…」
僕はその反応を楽しみながらゆっくり、時に焦らしながら指を動かす。