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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 739

この子をオカズにして何千回、何万回と若い精を放ってきたんだと思うと、その頃の自分が微笑ましくもなる…
まあ今でも一人Hは欠かせないことではあるけれど、この子にお世話になることはもう無いからね;…

僕が出て行ったら、このポスターも剥がされるのかもしれないな…
いつ帰って来るかもしれなかった、東京に行っていた時とは訳が違うもんな…

そう思うと、この部屋で過ごす今が、当たり前なのにとても感傷的になってしまう。
たぶん、これからそのほうが少なくなると思うから。

青山家に行けば、たくさんの女性が僕のお相手をするんだろうけど…
性的な意味はありません、念のため。

…それにしても、栞は本当に啓くんと…一線を越えちゃうのかねぇ…

啓くんはいい奴だし、客観的にみると問題は無いのかもしれない…
増して啓くんは香澄のお兄ちゃんでもある訳だし…

だけど自分の妹が…と思うと話しは違ってくる;…
これがせめて、恭介に振られる前にそうなったとしたのならば納得もいくだろうけど、傷を嘗め合うような形で結ばれるのは…ちょっと寂しいもんな…

僕も啓くんと同じくらいの歳に弥生さんとの別れを経験している。
だから、しばらく立ち直れないのは仕方ないんだよな…

…ただ、あの頃はもう一生弥生さんに会えないと思っていたから、再会できて、今後一緒にいる機会も多くなるだろう僕は、まだ幸せ者なのだろう…

それを考えると、やっぱり巧のことは気の毒に思う…
多分僕と弥生さんみたいな、熱烈なる恋愛の経験など無いのだろう…

ここだけの話し、巧には悪いが、自分が鈴田家に引き取られなくてよかった…なんて本当に思ってしまう…

それにしても巧は、ここ1年で随分と多くの女と交わったんだよな…
まあそれを言ったら、僕も一緒ではあるんだけど;…

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