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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 73

「お母様の話しぃしてぇたんですかぁ?…」
「あ、すみません…出過ぎた真似を…」
「ううん、桜ちゃんは悪くはないですよぉ~」
…おっと、聞き出した僕が悪かったですよ。
「香澄ちゃんのお母さんがどんな人なのか気になったんだよ…」
「もぉ~匠さぁん~Hなんだからあぁ~」
…そんなこと、これっぽっちも考えていませんけど…


「お母様は、私なんかよりもずっと美人なんですよ…匠さんが会ったら倒れちゃいますよ」
「えー…そんななの…」
「でも、ちょっと会わせたくないかな…」
「なんで?」
「お母様、若い男の子が大好きだから…匠さんとお母様が仲良くしてると私が嫉妬しちゃうかも…?」
香澄ちゃんがニタッと微笑む。

「香澄ちゃん、僕はそんなに若くは無いさ。若い男の子って言うのは、啓くんぐらいの歳なんじゃないのか?」
「啓くんって、さっき話しに出ていた庭師の息子さんですよね?」
「ああ、伊藤啓くん、桜ちゃん…奴がどうかしたの?」
「ええ…お嬢様の前で何ですけど、彼の筆下ろしをなさったのは、奥様なんです…」

マジかよ…
若い男の子が好きだって…実際に食べちゃったの!?
その啓くんが梓と付き合っている今を知ると、兄としてなんだか複雑である。

しかし、よく考えてみる。
僕の童貞喪失の経緯は、香澄ちゃんのお母様と啓くんの関係に非常によく似ていたのだ…

それは正しく年上の魅惑的な人妻さんに、犯さたといっていい初体験ではあったけど、見るからに草食系の啓くんとて、同じようなもんだったんだろうと聞かずとも想像はつく。
ま、梓と付き合い始めた啓くんと違って、僕はずるずるとその人妻さんの成熟した女の身体に溺れて、関係を持ち続けちゃたから、偉そうなことは言えなけどね…

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