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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 623

「もしかしてお母さんに妹さんとか?…」
ずっと気になっていたことを聞いてみる。

「ええ、双子の姉妹なんですよ、うちの母…」
「双子ぉぉ?!…」
おっとぉ、双子ってことに過敏に反応しちゃったよ;

「それで恋ちゃんのお母様…匠さんのお父様に捨てられたんですか?…」
香澄が話しを戻した。

「ええ逆恨みなのは分かっていても、随分と匠さんのお母様を恨んでいます…今でも」
 
恋ちゃんは俯き気味にそう話す。
「ごめん恋ちゃん…恋ちゃんの家庭にそんな話があったなんて…」
「いいんです、匠さんも、匠さんのお母様も悪いわけではないので…」
今聞いた話では、全面的にこちらが悪いような…親父もだけど…

「あのね恋ちゃん、そのお母さんの双子の姉妹、僕の今の会社の上司かもしれないんだ」

「あら、おばさまだったらそうですよ。私がここに勤められたのだってその伝手ですもの」
うぇ?…そういうことだったの?
気を病んだ僕が馬鹿みたいじゃないかよ;…

「それじゃあ啓くんは、恋ちゃんの従弟ってことになるの?」
「はぁい。寝ちゃったこともあるんですけど、従弟なら結婚も出来るし、問題ないですよね?」
寝ちゃったって;…従弟とかそういう問題でもない気がしますが;?
てか啓くん;…ここでも登場かよ;

「ふぇ〜、恋ちゃんも啓くんのことご存知でしたか〜」
「ええ」
そしてそちらの方は啓くんの異母妹に当たるのですが、恋ちゃんなら知ってるだろうな…

「でも恋ちゃん、啓くんと結婚って本気ですか?」
「いえ、言ってみただけです」
「啓くんの彼女さんは匠さんの妹さんですよ」

「ええ、ここは音声も入りますから。」
啓くんがこの屋敷内に住んでいる時は、梓もよく遊びに来ていたから、ここで観ていたってことか…

「啓くんが住んでいたあの離れまでカメラが?…」
「はい。青山家の敷地内には到る所に設置されていますね…あっ、庭奥の池の辺にも…」

ぅえっ?!…
純ちゃんとのアレも、しっかり見られていたんですか;…

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