PiPi's World 投稿小説

ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

の最初へ
 617
 619
の最後へ

ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 619

「世間から、そして父親である会長からも巧を遠ざけた…ってことですかね?…」
「母親としてはこれ以上息子に危害が及ぶのを放ってはおけなかったんじゃないかしら?…」

「それにしても会長さんは、どうしてぇ永久脱毛なんてさせたんでしょうかぁ?…巧にとってはおじいちゃんなんですよね?…」
香澄が2人の間に割って入ってくる。

「こういうことを言ってはいけないでしょうけど、鈴田巧は実験台だったのではないかと思うのですが…」
「…少年の永久脱毛のですか?」
「ええ…」

そう聞くと考えてしまう。

「男の人のソレは、何か汚らわしいと感じたからとか…」

「そんな…アソコの毛は大人になる証なんだぞ…」
「巧には…永遠に少年のままでいて欲しかったとか?…」

「毛が無くたって身体は大人になっていくだろ…」
「でも…少なくとも人前でソコを晒すのには躊躇するんじゃない?…」

「女と関係を持たせない為とでも言うのか?…それなら毛だけじゃ済まなかったんじゃないかな?…」
「そんなことをしては、鈴田家の子孫は途絶えてしまうは…あくまでも会長は、女の肉欲に溺れない為の忠告だったんじゃないかしら?…」

「女の欲に…鈴田巧にそうさせる理由が何かあったということかなぁ…」
「宗次郎会長、美恵子社長、ともに交友関係でいろいろとメディアを騒がせたスキャンダルが存在したようですね」
「その戒めの為に巧には…ってことか」

そこで、親父やお袋の絡んだ高校時代の話を思い浮かべる。

卒業アルバムで見た美恵子さんは、地味で目立たない少女だった。
そんな真面目を絵に描いたような美恵子さんが17歳で妊娠…
父親の宗次郎が激しく憤慨したのは想像がつく…

同じ過ちを繰り返す訳にはいかないと考えた宗次郎が、巧の陰毛を永久脱毛…
確かに大人になってからならまだしも、17.8の少年が、女の子前でツルツルのソコを晒すことなんて、恥かし過ぎてい出来ないだろうからな…

SNSでこの小説を紹介

年下の他のリレー小説

こちらから小説を探す