ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 536
「ううん、そういうことじゃなくて…」
「あっ;…奴のはちゃんと剥けてるってことですよね;?…」
「ふふ…勃った姿はそっくりなのに…不思議よね…」
なんだよ図星かよ;…はいはい、どうせ僕のは仮成包形ですよ;
「いつか二本を並べてみたいは…」
そんなことされたら、僕は劣等感に苛まれますよ;…
「…澪さん、彼と付き合ってたんですよね」
「まあね。こういうことだってしたよ。でも、こんなに気持ちよくなかったよ」
澪さんははっきりと僕を見て、告げる。
「こんなによかったの今日が初めて。匠さんと出会えて、本当によかった」
「僕もだよ」
澪さんが手を差し伸べてくれて、僕は立ち上がった。
蛇口が拈られ、熱いシャワーを受ける。
澪さんはボディーソープを泡立て、僕の身体を洗い始めた。
「なんだか子供に戻ったみたいですよ…」
「ふふ、それじゃあ隅々まで綺麗にするから、じっとしていましょうね♪」
そう言って澪さんは、僕の尻の谷間に指を滑らせてくる…
「うわあっ…」
予想外の場所に伸びた指に、身体をビクンとしながら感じてしまう。
「気持ちいいですか?」
「あ、ああ…まあね…」
澪さんの手は全身くまなく周り、僕の身体を泡立てていく。
その後で、温かいシャワーを浴びる。
すっかりと綺麗になった僕の塗れた身体をタオルで拭きながら、澪さんは微笑んだ。
「今日は煩悩をすっかり出しきりましたから、ぐっすり眠れそうですよ。」
本当にスポーツをした後のような心地いい疲労感があった。
「私は匠さんのコレが頭から離れずに…眠れないかもぉ…」
澪さんは僕の皮を剥き、その中まで丹念に拭いてくれる…