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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 459

まあ大方予想はしていたことですけどね…

「お願いしますね、匠さんっ♪」
「いいけど、本業もしっかり頼みましたぜ」
「わかってますよ〜!」
上機嫌で後にする沙織ちゃんなのであった。
…本当にいいのだろうか。

本当は穿かずにプレゼンする方法を見出したいところではあるが。
葉月ちゃんがCGを駆使して作ったイメージ画像のファイルを開いてみる。

やっぱりこれじゃ分かり難いのは僕でも分かる…
いっくら葉月ちゃんがいいもん作ってくれたとはいえ、実際にそれを着けた姿には敵う訳ないもんね…

現に僕が披露したお客とは、十中八区契約が取れるからな…
とはいえ、それが為に僕がいちいちパンツ一張になるのには、やっぱり抵抗はあるんだよな;…
「…うーん」
複雑な気持ちを抱きながら、画像ファイルを閉じた。


…帰宅。
昨日はアンナさん、遥さんと一緒だったから2日ぶりの自宅だ。
なんだか長く家に帰ってなかったような気になってしまう。

「お帰りなさーい、匠さん♪」
相変わらず笑顔で出迎えてくれる我が妻・香澄。
…いや、まだ妻ではないが。

当然後ろめたい気持ちにさえなまれるけど、それは気づかれてはいけないよね…

「体調はどうだ?…外泊しちゃってゴメンな…」
顔色を読まれないように、香澄の身体を抱きしめる…

「そんな心配いりませんよぉ、匠さんこそ徹夜のお仕事お疲れ様です!」

徹夜…ておい。
まさか、香澄…気づいていたのか…!

「えーと、香澄さん、それはいったい」
「大丈夫です匠さん、私たちのベビーが生まれるまでは!」
…ああ、やっぱり。
なんかその笑顔が怖いです。

「いえ、その…私もこの身体ですから」

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