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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 350

「ごめん、汚しちゃったね…服」
遥さんが僕を見ながら言った。
「あ、いえ、まあ、自業自得ですよ…」
「そんなことないよ…私だって気持ち良かったから…」
微笑む遥さん、その言葉に安堵する僕。

「洗濯してあげる。それに、今夜は泊まっていって」

「いいんですか?僕は明日も暇人だけど、遥さんは仕事ですよね?」
「いいなぁ〜休みぃぃ。私も休みたいなぁあ〜」
「僕は仕事がある方が羨ましいですよ。何せもう長いことプーですからね;…」
「海外でも旅して来ればいいんじゃない?こんな長い休みなんて、会社に入ったらありえないよぉ。」
「そうしていのは山々ですけど、なんせ金がぁ…:」
遥さんは乱れた服を着なおしながら、肩をすくめる。
「だよね〜、暇があるときはお金がない、お金があるときは暇がない…どうしてこう、悪循環なのかな」
「ですよね…」
「ウチも一応、年末年始、GW、お盆とそれなりに連休はあるんだけどね〜」
「ああ、そうなんですか」
「それと、部署ごとに懇親会とか、もしかしたらそこで旅行とかあったり?」

…うぁ、あの部署だけで旅行に行くのか…
うれしいような、怖いような;…

「その時は私も誘ってよぉ〜」
「僕があえて誘わなくても、遥さんだったら皆に誘われるんじゃないですか?」
「そうとも限らないよ、匠くんといいことしてるって知れたら、嫉妬されそうじゃない…」
それは貴女が誰にも言わなければ、知れることは無いんじゃないか?…

「…でも、匠くんとのこの関係は続けたい」
…なんなんですか貴女はもう。

「みんなに秘密にするなら、いいですけど?」
「うん、する!します!だからお・ね・が・い♪」
…いかん、遥さんという人がよくわからない。
年上なのにたまにこうして年下っぽい振る舞いするんだから…

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