ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 307
お椀のような乳房に乗ったピンチの乳首…綺麗だぁ…
そんな日焼けしていない身体に着いた褐色の恥毛だけが、やたら目立って見えるよ…
「さあ匠さんも脱いでください…」
純ちゃんの笑顔が、水面からの反射の光でキラキラと輝いて見えた…
「あ、う、うん…」
あの笑顔で促されると、嫌だなんて言えないよな…
純ちゃんは湖の中に入っていく。
「大丈夫?」
「奥まで行かなければ水深はそれほどないんですよ」
「(純ちゃんと会うのも、これからは減っちゃうもんな)」
僕も意を決して服を脱いだ。
野外で裸になるのに抵抗が無い訳では無かった。
酒を飲むと脱ぎ癖がある僕も、素面の状態で、太陽の下で、全裸になったことなど無かった。
それでもこの自然の中ではしゃぐ純ちゃんを見ていると、そんなことにこだわる自分の方が馬鹿らしくも思えてくる…
「匠さん〜は、や、く。」
「あ、ああ…」
僕は純ちゃんの視線を感じながら、パンツを下ろした…
「匠さんも、いい身体してますね〜」
水浴びしながら純ちゃんが笑って言う。
「そ、そんなことはないと思う…」
「もっと、自分に自信を持ってくださいよ。匠さんは香澄ちゃんの彼氏なんですから」
…そうだけどねえ。
“いい身体”と言われても、多分純ちゃんは男のなんて見たこと無いだろうから、真とも受けちゃいけないよな…
それに“自信持て”と言われても、つい今朝がた伊藤さんのを見てしまった僕にとっては…慰めにもならないよ…;
僕は純ちゃんに向かい苦笑いを浮かべながら、水の中に飛び込んだ…