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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 226

…予定変更。
一旦帰宅して夜にここまで来ればいいかな?
もう一度遥さんに連絡を取る。

「夜またここに来て、待っていればいいですか?」
「そうだね。5時に終わるから、会社の前で待ってて。ごめんね〜」

家に帰ろうとも思うが、移動距離を考えると億劫だった…
「それじゃ、栄辺りで待ち合わせしません?…」

「それもそうね、栄なら朝まで一緒に呑めるものね!…」
朝までって…また記憶無くして…ケモノになりますよ…;

「…大丈夫なんですか?」
「何が?」
「まあ、その、いろいろと」
「大丈夫よ〜、有休も溜まっちゃって消化しないといけないしさ、会社の男ってつれない奴ばかりで寂しいのよ〜」

…家庭持ってる弟とは違って、自由な人だな。
「じゃあ、6時でいいです?」
「駅の近くに居酒屋があるから、そこでね♪」
…もう飲む気満々だし…

てな訳で、電車で栄町まで移動した僕は、ブラブラと久しぶりの街を散策し、テレビ塔の下の茶店で時間を潰す。
お袋には簡単に事の詳細をメールで報告し、期待されると困るので、試験の方は無理そうだと追伸もした。

お袋の方も求人広告を見直したのか、僕に対して詫びる内容のメールが来た。
…いや、お袋のせいじゃないよ。
それに、得るものも実は結構大きかったりね…

様々な思いが膨らむ中、僕は遥さんの到着を楽しみに待っていた。

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