ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 131
…てか、高校生でそれって大丈夫かよ、とも思うのだが…
…年齢を偽ったりすれば案外イケるんだよな、ああいう店って…
「…どうして、風俗で」
「大学の学費を払うために、友達から割の良いバイトとして紹介されたのがですね…」
雪ちゃん、苦学生だったのですか?
「大変な思いしてんだね…」
「ふふ、見掛けによらずって、思っているんじゃない?」
正面に立つ雪ちゃんは、手慣れた手付きで僕のシャツの釦を外していく…
「あの頃は苦労だなんて思わなかったけど、今考えると、ホント啓くんに出会えてよかったと思っているは…」
カチャカチャとした金属音と共にベルトのバックルが外されファスナーが下ろされると、流石に僕は腰を引いた。
「緊張しなくていいですよ」
雪ちゃんは優しく僕に語りかける。
「…香澄ちゃんは、雪ちゃんの前の仕事のこと、知ってるの?」
「ええ、私がお嬢様に気を許して話してしまったのが最後、ものすごく興味を持ってしまったようで、しばらく質問攻めにあってしまいました」
…言っちゃダメでしょう、あの子猫に。
まあ、あのぐらいの歳の子が、そういうことに興味を持つのは女の子だって一緒かもな…
「それでいろいろと教えたって訳ですか…」
「ふふ…手とり足とり…いろいろとね…」
薄く笑う雪ちゃんは、パンツの上からすぅっと僕のソコを撫でてきた…
「たくましいですね…お嬢様もこれで…」
「…さすがにここは不味くないです?」
「防音はバッチリなんですけどね。でもご主人を逆上せさせてはいけませんしね」
雪ちゃんは手を離して
「服を脱いでこちらにどうぞ」