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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 126

「あっ。そうだったんですか…」
高校に入ってからの初恋だなんて、随分と遅い気もするが、それだけ和彦さんは真面目ってことんだろう…
まあ僕だって、高校時代に童貞を捧げた弥生さんが初恋の相手といえばそうなんだから、同じようなもんではあるんだけど…

「そうでしたか…」
「…だから、君の父親…柏原先生が、操さんと結婚すると聞いたときはショックだったね」
…和彦さんに申し訳なく思う。
そのとき2人の間に出来た子供が、誰あろう自分なのだから…
…しかもある程度時間が経っていればいいが、それはまだ在学中のことだったわけだし…

「まあショックを受けたのは僕だけじゃなかったよ。
なにしろ操さんは男子生徒の中ではアイドル的存在で、柏原先生は女子生徒の間ではよきお兄ちゃんみたいなもんだったからな。」
「さぞかし騒ぎになったんでしょうね?」
「ああ、操さんより柏原先生の方が大変だったと思うさ…
そもそも教師って職業自体、ぺニスは排尿だけの器官であって、勃起や射精をすることを許さないったところがあるからね…」
確かに…先生のそんな姿、見たくはないかもな…

「弥生さんがよく『操の子供、すごく可愛いんだよ!』とか言って僕に見せてきたことがあったんだ、あの当時…」
弥生さんは当時から明るい方だったんですねぇ。
「そうして見せられてきた写真の子が、君だと思うと僕としても感慨というか、不思議な感情がわいてきたんだよね」

和彦さんの話を聞いて、ふと弥生さんとお袋の関係が気になった。
2人の関係が絶たれたのは、他でもない、僕のせいでもあるからだ…

子供の時から無二の親友として育ってきたお袋と弥生さん…
その息子をやっちゃったんだから、お袋が怒るのも当然かぁ…

当事者である自分を置いといたとしたら、お袋が弥生さんに絶縁を申しつけたのも無理も無く思える…

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