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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 124

薄く掛かる音楽はクラシックだった…
普段、カラオケで唄える軽い曲しか聞かない僕にとって、それは高校時代に音楽の授業で聞かされた…それ以来だったかもしれなかった…

「乾杯しましょ!」
涼香さんが昼間と同様に音頭をとる…

…今度は失敗しないようにしなくては。
桜ちゃんが僕のグラスにシャンパンを注ぐ。
「匠さん、今度はほどほどにお願いしますね」
…とか言っておきながら、実は期待してるだろ、あんた…

「それでは、乾杯!」
涼香さんが明るく言って、みんなで乾杯する。
隣の香澄ちゃんとグラスを合わす。
香澄ちゃんは、僕に最高の笑顔を見せてくれた。

この笑顔を絶対に曇らせてはいけない…
そう心に誓いながらも、テーブルの向こうからグラスを掲げてくる涼香さんの胸の谷間を見ると、早くもその誓いは無かったことにもしたくなる…
それもそのはず…胸の膨らの先端には、明らかにノーブラの証かしのように、ぽつんとした突起が薄布を持ち上げていた…

…また際どい格好を
僕の視線に気づいたのか、涼香さんはこちらを見て微笑む。
隣の香澄ちゃんは何も知らずキョトンとする。

食事は緊張の中続いた。
普段食べないようなものまで出てきて驚いたものだ。
「…匠くんとは別で、男2人で話したいことがあるんだけど…」
和彦さんがそう言った。

再び緊張が増していく…
僕はどうも女、姉妹が多いせいでか、男と話すよりも女と話すほうが慣れていた…
学生時代なんかも、男の友達よりも女友達の方が多かったぐらいだ…
そんな僕をやっかんだ野郎たちに、アイツはゲイだ!などと噂を立てられたこともあったが、そんなことは全く気にはしなかった…

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