ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1095
「ごゆっくり〜、出たらお食事は…?」
「あっ、外で済ませてきたから…」
「そうですかぁ」
いつもと変わらない香澄の笑顔が、なんだか申し訳ない気持ちになってくるなぁ。
「ふぅ…」
仕方ないので、何もしないよりはマシと思いまたシャワーを軽く浴びる。
「早かったですね」
香澄はソファーに座っていた。パステルカラーのパジャマが可愛らしい。
「あっいや、ざっと汗を流しただけだからね…;」
1度嘘を着くとそれが益々に上塗りしちゃうもんなんだよな;…
「今日もお帰りにならないのかと思って、先に寝ちゃててごめんなさいでしたぁ…」
「謝らなくちゃいけないのは僕の方だよ…2日も家を空けて済まなかったね…」
「いえ、お仕事でのお付き合いもあるでしょうから、そういう日があっても仕方ないなって」
「うん…なるべく家には帰るようにしなくちゃいけないな…」
香澄の隣に座る。
「こちらは、お疲れじゃないですか?」
…手を伸ばす先は下半身だ。
「あっ;…ちょっと今晩は無理だと思う;…」
香澄には申し訳ないけど、ここで事に及んでも勃ちそうにないからね;…
「そうなんですかぁ…」
腰に巻いたタオルを解き、僕のモノを露出させる香澄…
案の定僕のソレは、ミノムシみたいに小さく縮み込んでいた…
「ふふっ、ちっちゃくなった匠さんのは可愛いですねぇ」
「あまり言われたくないことだけどね」
…初めて香澄に会って最初にしたとき、君はやたら可愛い連呼してて、困ったものだけど。
「私は…最近…匠さんはエッチな私、お嫌いですか?」