ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1031
そのカップルは僕のよく知ってる…
「どうかしました?」
「何でもないよ。早く行こうか」
「はい」
マンションの門をくぐり葉月ちゃんの部屋を目指す。
あの瞬間は彼女にも見せてはいけなかった。
カップルは並んで仲良くホテルに…
その2人は誰でもない、お袋と新庄だったからだ…
嫌な汗が腋の下に流れた…
葉月ちゃんの部屋に入ってからも、2人のことを考えると無口にもなってしまう…
「どうかしたんです?…やっぱり無理なお願いしちゃったかしら?…」
困り顔で僕を見上げてくる葉月ちゃん…
ごめん葉月ちゃん…葉月ちゃんには全く関係ないのに…
僕は心中でそう誤り、葉月ちゃんの身体を引き寄せる…
頸にそっと唇を寄せ背中から身体を抱きしめ華奢なのに豊満な乳房を服の上から揉み解す。
「ああっ、んっ、いきなり…んっ」
身をよじらせる葉月ちゃん、しかし僕の手を喜んで受け入れているように感じた。
「匠さんのお尻に当たってる…」
部屋に入るとすぐに葉月ちゃんをベッドまで押し倒す。
スカートが捲れ上がり、淡い緑色のパンティーが表となる…
うっ;…
それだけなのに僕の脳髄は痺れ、蟻の門渡りが硬く盛り上がるのを感じた…
「凄い匠さん…こないだより凄くなっていません?…」
葉月ちゃんは驚くというより、嬉しそうに声を弾ませていた…
「そうかな?あまり自分じゃ感じないことだから」
むしろ覚えている葉月ちゃんが偉いと思ってしまうよ。
「断然今のほうが…素敵です」
その言葉は嬉しい。
ご褒美にその素晴らしい身体を快楽へと導いてあげよう。
「んっ、あふっ」
濃厚なキスを交わしながら、パンティの表面を指でなぞる。