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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1028

「あの板さんはその息子さん…若いけど腕はなかなかのもんなんですよ…」
ああそう言われると歳は僕と一緒ぐらいかな?…

「へぇ〜それは楽しみだな…あんなイケメンの板前さんがいるから、女性客が多いって訳か…」
女性に好まれそうなお洒落な空間とイケメンな板前…
店の七割以上の客が女性なのも納得がいくよな…

だからと言って男が肩身狭いわけでもなく、落ち着いて食事を楽しめる心地よい空間だ。

「これ美味しいね」
「匠さんに気に入ってもらえたら嬉しいです」
僕には程遠い世界のような気がしたが、案外そうでもない。

「匠さんもご自身の身体を考える時期かもしれませんよ?」

「そ、そう?;…」
まだ若いと思っていてももうすぐ僕も29…考えてみたらアラサーの領域にどっぷり浸かっちゃうもんな…

「匠さん、運動とかもしていませんよね…?」
「あ、ああ;…環境は整ってはいるんだけどなかなか;…」
自宅にプール付きのスポーツジムがあるなんて言ったら、葉月ちゃんはめちゃくちゃ驚くだろうけど…

そろそろお腹の肉も取れにくい年代になってきたし、積極的に使わなきゃいけないかもな、なんて思ってしまう。
そういや会社の健康診断、来週だっけなぁ、問診票が来たなぁ。

「来週は健康診断ですよ」
「うん…その時だけ頑張っても、なぁ」
「これからにいい景気づけになりますよぉ」
「そうかなぁ」

「新庄くんと2人、新作のパンツ着けてうちの社員にもアピールしてくださいね」
「うぇ?…そんなパンツを見せる機会なんて無いと思うけど…」
あったとしても、普段顔を合わす奴らの前であんな姿を晒すのは恥ずかしいだろ;…

「だから今回は胃の検査の時には、下に穿くズボンは用意しないように手配したんですよ…」
おい;…パンツ一丁で右に左に回転させられんのか?…

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