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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1021

ああ新庄の奴…まだ寝てるのかな。
「すいません、もう遅いですし…」
「いいのいいの、私が蒔いた種だしねー」
夏子さんはテヘヘと笑う。
こうしてみるとやっぱり冬美ちゃんとは親子なんだなと思う。とてもよく似ている。

「匠くん、このまま冬美の部屋でも大丈夫?」

「あっはい…それじゃアイツ、この部屋に連れて来ましょうか?…」
新庄のヤツは夫婦の寝室を陳取ってんだもんな…

「そうね…でも可哀相じゃない?…」
「そんなこと無いですよ、もともとはアイツが酔い潰れなきゃこんなことにはならなかった訳ですから…」

「別に私は気にならないわ、匠くんと冬美のいいムードを壊しちゃいけないでしょ?」
「いや、その…」
「私は新庄くんで楽しませて貰おうかしら」
夏子さんはそのまま部屋から出て行ってしまった。
…今のは人には言えないな、たぶん。

新庄はお袋とのこともあるから気がきじゃないけど…
まあ美玲ちゃんには口が裂けても言えないな;…

「あらぁ難しい顔してどうしちゃったんです?…」
おっと冬美ちゃん…
濡れた後れ毛がやけに色っぽいんじゃないんですか…;

「匠さんもお風呂どうぞぉ」
「ああ、ありがとう」
夏子さんが新庄相手にいろいろだから…まあ、その間に使わせてもらうか。

「今夜は冬美ちゃんの部屋で寝ることになったけど、いいかな」
「はい!……ふふ、嬉しいっ♪」

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