マンガ家理恵先生とアシの晋一くん 65
熱を含んだいつもより少し低い声が鼓膜に響いた。
顔をあげると性急に唇を奪われる。
ぶつかるように重ねられた晋一の唇が理恵の下唇を優しく吸う。
角度を変え吸い付くと、誘われるように理恵の舌が晋一の口内に侵入してきた。
「……んっ……」
理恵の腕が背中に回される。
晋一のシャツをきつく握り熱いキスに答える。
唇にわずかな隙間ができるたび、くちゅくちゅと絡み合う音が漏れた。
「ん、はっ、っ……ん」
理恵の素肌に彼が着ている木綿の感触が伝わる。
それが自分だけ半裸、しかも水着だという事を実感させる。
(変な感じ……いつもよりクラクラする……)
ナイロンの薄いスカートに覆われた柔らかなお尻を堪能しながら、晋一はそっと目を開けてみた。
頬を赤く染め、うっとりとした表情の理恵を間近で観察する。
角度を変えたり舌を深く絡める度に、長い睫毛がぴくぴく揺れる。
整えられた眉をしかめたと思えば、気持ち良さそうにハの字になったり、いつまで見ていても飽きそうになかった。
「んぁっ……」
「はぁ……」
晋一は頬に軽く唇を落とすとそのまま首筋まで舌を滑らせる。
「んっ」
理恵の体が反応する度に水着に収まりきらなかった乳房がふるふると震える。
「先生の水着姿……興奮しますね……」
「やっ、ばか」
尻を堪能していた片手を持ち上げ、誘惑を繰り返す柔らかな双丘に触れた。
水着の上から優しく揉んでやると小さく息を吐くのが分かった。
下から持ち上げるように揉み、時おり頂点を指で軽く擦る。
「ぁっ、んっ」
そこはもう硬く熟れてて晋一に触れられるのを待っているようだった。
「もう……かたくなってますね」
「ん……」
「まだキスしかしてないのに」
「だって……」
だって?と聞き返しても理恵は何も答えない。
頬をさらに上気させて黙り込んでいるだけだ。
「先生、可愛い」
頬にもう一度キスをして、硬く主張している頂を指できゅっと摘む。
「きゃぁんっ」