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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん
官能リレー小説 - 年下

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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん 60

水着売り場の試着室は簡易で作られたものが多い。


白いカーテン一枚挟んで上半身裸になるのは少し気が引けたりもする。
表に恋人がいれば尚の事、羞恥心がわく。
元々はいていたショーツの上に水着を履き、早々に上着を脱ぎブラジャーを外した。
店員があらかじめ水着のひもを解いてくれていたため、素早くそれを素肌に装着し背中で結び直す。
脇の下に手を突っ込み、下からはみ出している部分を持ち上げカップに収め整える。

「わぁ……この水着かわいい……けど、やっぱり胸が……」

理恵がここまで来るまでに渋っていた要因は、この豊かな胸だった。


「可愛い水着を着こなせるのってやっぱりDカップくらいまでよね……」

豊かすぎる胸はどうしても水着には収まりきれず、谷間が出来てしまう。
好んでもいない男性にそこを舐めるように見られるのはどうも気味が悪い。
本人には悪気はないのだろうが……。
またこの水着は太めのアンダーバストがコルセットのような役割を果たしているため、深い谷間ができ、ふるふると震えて誘っているように見える。
鏡に映る自分はまるでいつか友人とおもしろ半分で見たアダルトビデオの女優のようだった。


「一番大きなサイズ出してもらったけど……どうしよう」



「先生〜どうですか〜?」
「わあぁっ!」

白いカーテン越しに晋一の影が揺れる。
そうだ、今日は一人出来た訳ではない。
晋一と一緒なのだという事を忘れていた。
この姿を見られるのはやはり恥ずかしい。
下着とはまた違った恥ずかしさがあるのだと、瞬間思った。

「着たんだけど……やっぱり似合わないからやめようかなぁ」
「着れたんですね?」


シャッとカーテンが開かれ晋一が現れた。

「きゃぁぁっ!晋一くん!なにしてるのよ!」

咄嗟に両腕で胸元を隠す。
その場にしゃがみこんでしまいたかったが、そんな事をしたら無防備に体をさらけ出す事になる。

「なんで隠すんですか?見ないと似合ってるか分かんないですよ」
「に、似合ってないんだってば」
「僕にも見せてくださいよ」

(なに真顔で言ってんのよ、天然めぇ)

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