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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん
官能リレー小説 - 年下

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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん 56

耳元で熱く囁かれる。
思わず吐息の先を見ると、いたずらをするような瞳とぶつかった。

「僕に言わせたみたいに……」

綺麗な顔がニヤ、と何かを企むような笑顔に変わる。
その笑顔にめまいを覚えた。
無視する事も出来たが、なんだか無性に答えてあげたくなった。

「ぁん、んんっ」
「先生……ねえ……」

いいよ。
さっきの仕返しでも構わない、言ってあげる。


体を揺さぶるリズムにあわせて、絶頂が近づいてきた。
晋一の荒い呼吸を耳元から首筋にうけて、それがさらに追い打ちをかける。


大きく腰をグラインドさせて、体の奥を突かれたら一気に飛んで、

「あ、ぁあっ、イク……イっちゃ……ぁっ!」

短く息を吸い込んで、ブルブルと震えて晋一を締め上げた。

「……僕も、……ぅっ」

少し遅れて晋一の熱が薄いゴム越しに吐き出された。





ベトベトになった体をシャワーが優しく包み込む。
鏡に映し出された自分は、胸元にたくさんの赤い花を咲かせていた。

「今日もまたいっぱい付けてくれたなぁ」

困ったように笑うが、やめて欲しいとは決して言わない。
人目につく所は極力避けているのが、晋一なりの気配りなのだろう。
それでも二三カ所は隠せない場所に付けられているが。

「かわいいやつめ」

赤くなったそこを触るとまた淫らな気持ちになりそうで、今は避けておいた。

「十分したしね……」


泡立てたボディーソープで体を洗い、汗を流す。



濡れた髪を拭きながらリビングに戻ると、先にシャワーを浴びた晋一がソファに身を沈めていた。

「あらら、寝ちゃった?」

そっと肩にふれ揺らしてみる。
しかし瞼が開く気配はない。
今日の朝もなかなか起きなかった事を思い出す。



いくら高校まで空手をたしなみ腕っ節に少々自信があっても、成人男性を廊下を挟んだ寝室まで起さず運べる気はしない。
かといってこのままソファで朝まで寝かせてしまって風邪などひかせたら大変だ。

……ここは起きて自分の足でベッドまで移動してもらうしかない。


「晋一くん、ほら、起きてっ」

ぺしぺしと軽く頬を叩いてみる。
それでも、う〜と小さく唸っただけで何ら変わりがない。


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