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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん
官能リレー小説 - 年下

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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん 51



ケラケラと笑いとばすが、悪い気はしないようで嬉しそうに目を細める。

「でもそんな風に思っててくれてるんだね、嬉しい」

晋一の胸に顔をよせ呟く。

シーツの隙間から両腕を伸ばし、肩に絡めた。

「さすがにもうないよね」

クスクス笑いながら、少し期待を含めた瞳で見つめる。

「その友達に言ってはないんですけど」
「もしかしてあるの?」
「魅力的で僕をリードしてくれるな、って」
「私がリード?あははっ」

肩に回していた腕を解き、腹を抱えて笑う。
自分が言った事がそんなにおかしいものか、と眉間に軽く皺を寄せながら小刻みに揺れる理恵の頭を眺めた。


「そ、そんなに笑う所ですか?」
「いやっ、ごめ、ひひっ、あーーごめんね」

瞳の端に浮かべた涙を指で拭いながら晋一に向き合う。

「だってさ、私リードしてる?」
「してますよ、何も知らない僕に教えてくれてるし……」
「ふーん、そっかそっか、私が年上ってのもあってそう見えちゃうのかもね」
「年とか、そんなんじゃないです」
「そう思ってくれるのは嬉しいの、でもやっぱり年っていうのは大きなものなのよ?」


少し寂しそうな笑みを浮かべた理恵にかける言葉が急には見つからなくて。
それを素早く察知した理恵が、上半身を起こし晋一に覆いかぶさる。
腕で体を支えながら晋一を見下ろす体は、ルームランプに照らされて美しかった。

「じゃあ魅力的な理恵お姉さんがリードしてあげましょう」

ニヤリとなにかを企む様な笑顔をうかべ、晋一に馬乗りになる。
何も身に付けていない素肌通しが触れ合い、これから起こる事に期待を生み出す。




馬乗りになったまま上半身を折り曲げ、乳房を胸板に押し付けながら顔を近づける。
指で晋一の唇をひと撫でし、舌でぺろっと舐めると短く声が漏れる。

「んっ」

チロチロと舌で唇を愛撫していると、我慢できなくなったのか晋一から口を開きキスを求めてきた。
目を閉じ開かれた唇から舌を這わせる。
ぬめっとした感触とともに、温かい体温が伝わり背中に微かな電流が走る。
ぴちゃぴちゃと舌が絡まる音と、広がる味で気分は一気に高まる。

「ぅん……ぁっ」

声にならない吐息が漏れる。

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