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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん
官能リレー小説 - 年下

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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん 45

首の後ろ、髪の生え際にある、2本の太い筋肉の外側を親指でやんわりと押さえられる。
徐々に力が加えられ、痛くならない程度で力が抜けいく。
「んーー、うまいねぇ」
「痛くないですか?」
「うん、丁度良い……」
指は首の根元へ移動し、肩を掴むように筋肉を揉みほぐす。
ゆっくりと肩から二の腕にかけて手のひら全体で揉んで行く。


肩先の中間部分でグッと力を込め、親指で指圧される。
少しの痛みと筋肉が刺激される心地よさで、自然と声が漏れる。
「ぅあっ、んっ」
「……気持ちいいですか?」
「うーーん、気持ちいい……」
ちらりと理恵の表情を覗き見ると、痛みに耐えているのか眉をよせ瞳を閉じていた。
少し空いた唇からはうめくような小さな吐息が漏れる。


晋一は咄嗟にマッサージなどするんじゃなかったと心の中で反省した。
先ほどの声が、行為の際の艶っぽいそれをフラッシュバックさせ体が反応し始めている。

そして理恵の表情。
痛みに耐える表情は、快感を我慢する顔に似ていて。


(……無心だ、無心になれ晋一)


肩甲骨のあたりに指が移動した頃、普段あるはずの線がない事に気づいた。
Tシャツの下にもう一枚布の感触があるが、それ意外はなにも感じない。

(先生、もしかして下着つけてない……?)



その事実に興奮しながらも手を休める事はなく、グイグイと力を込め刺激を繰り返す。
肩甲骨の内側、背骨の横の部分を親指で強く押すと、背中が反れ胸を突き出す様な姿勢になる。
「ぅうっ、それ良い……」
理恵が目を閉じているのを確認し上から前を覗いてみると、胸の頂点部分のTシャツが突起していた。

(つ、つけてない……)
晋一は本能的にゴクリと咽を鳴らす。

布の下で微かだが豊かな乳房が揺れていた。
まるで晋一を誘うように。

狙っているのだろうか、誘っているのだろうか。
悶々と考え込むうちに指は止まっていた。
不思議に思った理恵が首を曲げ後ろを向く。
「どうしたの?疲れた?」
「……あ、いえっ!大丈夫です!」
「そう……」

理恵は前を向きまた瞳を閉じる。
こう意識してしまうと今まで何とも思わず触れていた布越しの肌が熱く感じられる。

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