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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん
官能リレー小説 - 年下

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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん 25


胸元には自分がつけた赤い跡がいくつも残っている。
ひとつひとつを指でなぞる。

この豊かな乳房に他の男の唇が吸い付いたのかと思うと、無性に腹が立った。
どうしようもない嫉妬だとわかっていても、それを押さえる術を知らない。

首筋に吸い付き、また赤い花を散らす。
鎖骨と肩に吸い付く頃には、理恵が目をさました。


「んむ……おはよ」
「おはようございます」
理恵はごしごしと目を擦り今の状況を理解しようとする。
「あ、増えてる」
肩につけられた赤い跡を見つけ呟く。

ちらりと晋一と目を合わせて少し困った様に微笑んだ。

「こんなのつけられた事ないからさ……ちょっと嬉しいかも」

あはは、と笑い声をあげる理恵を抱きしめる。
「先生……」
「ん?」
「僕……先生が」


プルルルルルーーーー


「あ、電話」
するりと晋一の腕の中をすりぬけ、床に落ちていたTシャツを着ながら受話器を取る理恵。
完全に電話にもっていかれた晋一は固まったまま動けなかった。



「はい、はい、わかりました、はい、じゃあ、おつかれさまです」
10分ほど話し込んだ後、晋一の元へ戻ってきた。
晋一はすでに服を着ていた。
「担当さんからだった、……あ、さっき何言おうとしてたの?」
「いや……良いです……」
「そう?じゃあシャワー浴びる?」
「はい、お先にどうぞ」
「んふふー、一緒に入るの!」
「え!?」
「さ、早く早く」
「いや、ちょっとっ、先生!?」

半ば強引に連れて行かれた浴室でたっぷり絞り取られたのは、言うまでもない。




「本当ですか?」
クーラーが程よく効いているカフェで理恵は信じられないという風に声を上げた。
「うん、本当!おめでとう」
目の前に座り、ニコニコと微笑んでいるのは理恵の担当者。
はっきりとした目鼻立ちで背も高く、三十路を向かえ渋さも出てきた結構いけてる男性なのだが、アイスココアを美味しそうに飲んでいるのは少しミスマッチ。

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