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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん
官能リレー小説 - 年下

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マンガ家理恵先生とアシの晋一くん 17

にやりと不敵な笑みを浮かべながら玄関へ向かう理恵の後ろ姿は弾んでいた。


「おまたせーー」
「こんにちは、少し早かったです……か……」
「どうしたの?」
「あ、いやっ、な、なんでもないですっ!」
閉じられたドアから現れた理恵の髪は濡れ、頬は赤く染まり、石けんの匂いまでした。
衣服も半袖のTシャツに短パンでむき出しになっている肌も桃色だった。
「あの、お風呂……だったんですか?」
「うん、まぁね」
「ごめんなさい、なんか間が悪くて」
「いいから、あがって、外暑かったでしょ?」
「じゃあ、おじゃまします」
ペコリと頭を下げて靴を脱ぐ晋一は、黒のポロシャツにジーンズとカジュアルな格好だった。

(ふ〜ん、こういう格好もいいわね、似合ってるわ)
理恵の値踏みするような視線に気づいたのか、少し不安げな顔になる晋一。

「あの、なにか……?」
「ううん、どうぞどうぞ」
にっこりと笑みを浮かべリビングに案内する。
取りあえずソファーに座ってもらい、理恵は髪を拭くタオルを取りに浴室に戻った。

「先生……色っぽかったな……」
ぽつりと漏れた一言に、「なに考えてんだ!」と自分に突っ込みを入れる。
ふるふると頭を振り雑念を消そうとするが、先ほどの石けんの匂いを思い出すとソワソワと落ち着きがなくなる。

悶々と猛る思いを押し殺していると理恵が現れキッチンへと入っていった。
「今日は大学はお休み?」
「講義は午前中だけだったんです」
冷蔵庫から麦茶を取り出しグラスについでいく。
「そっか、ねぇこの前はビックリした?」
「えっ!?な、なにがですか!?」
顔を赤くして慌てふためく様子を、キョトンと見つめる。
しかし、すぐさま晋一の思考回路を理解した。
「違うわよ〜締め切りの事、あんなにハードだと思わなかったでしょ?って聞きたかったの」
「そ…そうですよね!はい、ビックリしました」

「ふふふ、なぁに?違う事思い出してた?」
ニヤニヤと笑う理恵にみつめられ、晋一はますます顔を赤く染める。
「いやぁ……その……」
始めての刺激的な行為と、淫らな理恵を思い出していた晋一は口ごもるしかなかった。

冷えた麦茶が入ったグラスを二つもった理恵が近づいてくる。
グラスをテーブルに置くと、晋一の隣に腰掛けた。
「あの……」
「えっち」

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