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ありのままに生きたくて
官能リレー小説 - 純愛

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ありのままに生きたくて 10

いきなり3人もの男兄弟が出来たみたいで、ちょっとワクワクもしてしまう。
だけどさっきみたいなことは気をつけなくちゃいけないと思う。
子供の優くんならまだしも、尊くんは見るからに思春期真っ只中の男の子…
Hなことを考えて自分で慰めているに違いないのだから、、

慰めているといえば隆太さんはカノジョとかいるのかしら?
見ようによってはイケメンだし、女の子は放っておかないと思うんだけどな…

「全員揃ったことだし、晩御飯の準備をしなくちゃねぇ」
「綾香さん、手伝うことあったら何でも言ってください!」
「あぁ、藍さん、藍さんはお客さんなんですから…」

キッチンに向かおうとする私を隆太さんが制止する。

仕方ない。私は息子さんのお相手でもしようかなぁ。

「2人ともママのお料理は好きなの?」
「うん、好きだよー」

話しながらもチラチラと私の胸を見ている尊くんに気づく…
やっぱりそういうお年頃なのね…

「尊くんは幾つになるの?」
「13…」
愛想なく答える尊くん…反抗期でもあるのかしら?

ん?
13ってことは、今綾香さんが28才…まさか15で産んだってことなの?

「尊はアニキの連れ子で綾香さんと結婚したんだ…、だから綾香さんと尊に血の繋がりはないんだ…」
私の疑問を読み取ったのだろう…隆太さんがそっと教えてくれる。

だとすると、綾香さんと尊くんはあんまり関係がよろしくないのかな…
隆太さんがその間に入ってあげてるのだろう。

「まああんまり愛想がよくなくて、こんな奴だけど悪い子じゃないのは保証するんで」
「隆太さんはいいお兄さんなんですね」
「兄貴もいないんでまあ、代わりをやってますよ」

そしてキッチンの綾香さんの隣に向かう隆太さん。

こうして見るとお似合いの2人…
隆太さんと綾香さんが夫婦であると間違える人はきっと多いだろう…

「お姉さんは…、カレシとかいるのか?」
隆太さんが離れたところで尊くんが口を開く…
やっぱりそういうことが気になる年頃なんだろう…

「いないよ…そういう時間がいままでなかったから…」
正直に答える。
ホントに異性に関しては母親が厳しく目を光らせていた。

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