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ありのままに生きたくて
官能リレー小説 - 純愛

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ありのままに生きたくて 20

やれやれ泣き上戸だったとは(汗
「私、お水持って来ますねぇ」
口実を作り何とか逃れる。
絡み酒は好きではない…

1階に下りると脱衣所からドライヤーを掛ける音…
何気に覗き、ドキリとする。
風呂上がりの隆太さんが素っ裸のままで髪を乾かしていた。

今はリモートワークが主とはいえ、なかなか鍛えている体。
シュッとした顔立ちからは意外ともいえる肉体にちょっとキュンとときめいてしまう感覚。
うーん、なんでスマホを持ってなかった(そこじゃない)

「あっ!?」

視線に気づいた隆太さんが気まずそうなリアクションをした。
いや、悪いのはこっちなんだ、ずっとこっそりのぞいていたから…

「ご、ごめんなさい藍さん…ずっとそこにいたなんて」
「いえ、大丈夫です」

そそくさとタオルを腰に巻く隆太さん…
今さら隠しても今更だ…(汗
見てくれとばかりにそんな格好でいたのは隆太さんなんだから…

「もうお休みになったとばかり…つい普段の癖で(汗」
普段の癖って…
綾香さんの前ではお構いなしなんだってことなのね…

まあ、そんな隆太さんが可愛く見えるのは、イケメン補正がかかってるからなのかな。
これがもっと歳いったおじさんとかだったら激怒してる案件じゃ…父親とか?……

……私は父の顔を知らないから実際どうだったかなんてわからないけどね。

「それより、綾香さんは?」
「私の部屋で一緒にお酒を…」
「あー、大丈夫ですか?綾香さん好きなくせにあんまり強くなくて…」

「うん、もうすごいピッチで飲むもんだから驚いちゃったぁは…」
既に一升ビン半分以上はなくなっていると思う…

「僕も付き合いましょうか?、1人では大変でしょう…」
嬉しい気遣い…やっぱり隆太さんはジェントルマンだ…

「でも隆太さん飲めないんでしょ?…それなら悪いは…」
シラフで付き合いさせるのは申し訳なさ過ぎる。

「そんなこと気にしないでください…一緒にいたいんですから…」
あらぁ、可愛いこと言ってくれるはぁね…




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