ありのままに生きたくて 14
やっぱり13歳ともなると、ショウリュウブルーイコール私という訳じゃないことはちゃんと分かっているのね…
「そうね、私は正義の味方って訳じゃなくて…尊くんと同じ人間だもの…」
夢を壊すようで、優くんには言えないはね…
「うん、さっき貴女のパンツ見てそう思ったよ…」
やだなあ、やっぱり年頃の少年には刺激が強過ぎたかしら(汗
「お姉さん、早く早く―!!」
先にお風呂に入った優くんの元気な声が響いている。
「はいはい、今すぐ行くから」
優くんのためにも早く行ってあげなきゃ、と私も服を脱ぐ。
「!!!」
私が脱衣すると、尊くんは逃げるように立ち去っていく。
私の裸を見に来たんじゃなかったのかな?
まぁまだ先は長い…私も家族の一員として、1日も早く皆と一緒にお風呂に入れるよう頑張らなくちゃだ…
その時がきたら、尊くんには思う存分見せてあげよう…
綾香さんが言っていた通り、それが性教育の一貫となるんだろうからね。
「お待たせぇ^_^、さぁあ身体洗ってあげるよ☆」
「きゃきゃ、僕がお姉さんのおっぱい洗ってあげますよー!」
ん?
優くんの方はなかなか覚えが早くないかな?確か小3くらいだと聞いたけど…
「ちゃーんとお姉さんのおっぱいをわかっているんだね、優くんは」
「ママのも洗ってます!」
「ほー、偉いのねー」
「それにお姉さんのおっぱいは尊兄ィが買った本で見てるから」
あら、グラビアが載った奴買ってくれてるんじゃん。それなのに尊くん、素直じゃないのねぇ…
「あの本、2人とも見てくれているんだぁね…」
嬉しいけどちょっと恥ずかしくもあるな…
「僕たちだけじゃなく、隆太兄ぃもお姉さんのおっぱい見ているんだよ…」
隆太さんは私のファンだって言ってくれていたものね…
「隆太さん何か言ってた?」
ちょっと隆太さんの反応は気になるな…
「それがさ、隆太兄ぃその本見ながらヘンなことしてたんだよ…」
どういうことかしら?