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Restart life
官能リレー小説 - 純愛

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Restart life 6

頬に、彼女の唇の、やわらかい感触が残る。
しかしそのことより、里菜が僕にキスしたという衝撃が強くて、呆気に取られるだけ…

「ふふ、ビックリした?」
「そ、そりゃ…」
「私からのお礼だからね…達弥くん…」
その後里菜から出た言葉…『好き』と…

「里菜?」
「達弥くん…好き、大好き…」
最高の笑顔で、僕に向かって微笑む、僕にとって最愛の…

…もう、止められなかった。

がばっ
「きゃ」
小さく叫び声を上げる里菜。
僕は彼女をベッドに押し倒し、上から覆い被さろうとする。

「ご、ごめん…」
少し乱暴だったか、正気に戻る。
「いいよ、このまま…」
里菜は微笑を崩さず、僕に言う…

「里菜…」
「達弥くん…」
顔が近づく。
いや、僕も里菜に顔を近づける。
そして、唇が重なる…

唇を重ねながら、里菜の身体を両手、両腕でしっかりと抱きしめる。
里菜も僕の背中に手を回し、お互いにベッドの上で抱き合う…

―しばらくの間、僕と里菜はそのまま抱き合っていた…

暖かい…本当に、暖かい…
僕は、抱きしめながら、改めて里菜がここに、本当に存在していることを確認していた。

3年前のあの日、極寒の東京湾で冷たくなっていただろう彼女―
そんな事実は、もはや事実ではなくなっていた。

「達弥くん…」
里菜が僕の目をしっかり見て囁く。
その瞳は、心なしか、潤んでいるように見えた。

僕は、その顔に、ゆっくりと唇を近づけ、重ねて行く…

柔らかい唇に、触れる。
唇を重ねながら、パジャマのボタンを一つ一つゆっくりと外していく。

「んっ、ん…」
里菜が喉を鳴らし、唸り声をあげる。
少し苦しかっただろうか。

「大丈夫?」
「うん…」
僕が胸板を押し付け、里奈の胸をつぶしている。
…想像以上に、胸のふくらみは豊かだった。
そういえば、里菜の水着グラビアって見たことないな、とあの頃を思い出す。

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