Restart life 7
里菜のパジャマを脱がそうとすると、
「え、あっ、や…」
僕の手を掴んでいやいやと首を振る里菜。
「どうしたの?」
「達弥くんに…見せたくない…」
「何が?」
「…見たら、達弥くんに…」
「僕は里菜のすべてが好きなんだ。どこかおかしくたって、全部受け入れて愛したいんだ」
「達弥くん、ありがとう…」
里菜の瞳から、一筋の涙がこぼれた。
パジャマをゆっくりと広げる。
「えっ?」
視界に現れた里菜の身体に、思わず息を呑み、言葉を失う。
里菜の、右の胸から肩の辺りに、大きな傷痕があったのだ。
その傷は、背中にもあるように見えた。
「な、なんだ…?」
それでも、里菜が水着グラビアをやらなかった理由は、見ただけでわかった。
「達弥くん…」
「…そうか」
「ごめんね…今まで隠してた」
「そうだよな…」
この傷は、あまりに衝撃的過ぎた。
そういえば里菜、風呂には僕は当然、母さんや美咲すら一緒に入れないのだが、その理由も当然だった。
「ごめんね…」
里菜の瞳に涙が浮かぶ。
「こんな私で…」
「そう言うなよ」
「こんな私でも、愛してくれる…?」
「当たり前だろ、じゃなきゃこんなことしないよ」
「ありがとう、達弥くん…」
過去のことは振り向かない。
それが、あのときの原因だとしても…
僕は、里菜の唇を再び塞ぐ―
唇を塞ぎながら、里菜の形のいい乳房を手でこね回す。
「んっ、んっ、んっ」
喉が鳴り、身体が少し跳ねる。
少し撫で回すと、真ん中の突起が硬くピンと立ってきた。
そこを指で抓ってみる。
「んっ、んんっ!!」
ビクン、とまた身体が跳ねた。いい反応だ。
唇を離すと、ハァハァと少し荒い息遣いをしながら、里菜が僕を見つめる。