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Restart life
官能リレー小説 - 純愛

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Restart life 3

「お兄ちゃん、里菜さん、おまたせっ!」
そこに美咲がやってきた。
「おう、美咲もお疲れ」
「じゃあ、帰ろっか」
3人揃って帰路につく。

「ねえ、美咲ちゃん、今週末、お花見したい?」
里菜が美咲に聞くと
「はい!したいです!」
即答だった。
「じゃあ、我々3人では決定ということで。あとは母さんがいけるかどうか」
「お母さんもお休みだから大丈夫なはずだよ!」
あ、やっぱり。

―家に帰る。
母さんが仕事から帰ってきた後、夕食の席で話を切り出す。
(料理は里菜と美咲がやっていた。2人ともなかなかの腕前だった)

「里菜と美咲と話してたんだけど、週末でみんなでお花見に行かないかって…」
「あら、いいじゃない」
即答だったか、こちらも。
「お弁当も作らなきゃね。楽しみねぇ」
そういって笑顔を見せる母さんは、少女のようだった。

夕食を終え、風呂も済ませて部屋でくつろいでいると、ドアをノックする音が。
美咲はノックなんてしない(失礼かもしれないが)から、たぶん里菜か。

「入ってきなよ」
「ありがとう」
予想通り、里菜だった。

「どうかした?」
「うん、英語の授業のね…」
明日の予習らしい。
かなり真面目なんだな、里菜…まあそれがアイドルとして一定の成功を収める理由にもなるんだろうけど。

…僕に聞いておきながら、スラスラと英文を訳していく里菜。
いや、普通に勉強できるんじゃね?

ふと、疑問に思うことがあったので、里菜に思い切って聞いてみる。
「里菜はさ、アイドルやってたときって、学校はどうしてたの?」
「何とかして両立してたかな。学校が終わった後に劇場に行ったりもしてた」
…なかなかすごいな。

「えーと、ここがね…」
しまいには逆に教えられることに。
…きっと、かなり成績いいはずだぞ。

「ふー。これでおしまい」
ノートをトントンと叩く里菜。
「里菜様は真面目ですなあ」
「そうかなー?」
ニコニコ顔の里菜。
…それがまた可愛いんだから…

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