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僕の夏詩-七夕の奇跡-
官能リレー小説 - 純愛

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僕の夏詩-七夕の奇跡- 12


「……キラトぉ、気持ちよかったかしら?」

「あぁ、そりゃもちろ…って、姫!?」

僕の真横には万弁の笑みを浮かべたヒメが立っていた

「キラト!あなた、ツバキと!何をして…、まっまぁ、今日は見逃しますが、昼休みの約束は守ってもらいますよ!」

「わかったよ。今度の休みに出かけるんでしょ?」

「そう!よろしい!じゃ教室に戻りましょう」

2人は教室に向かった、後ろにはツバキが立っていた

「…………キラト…ヒメ」





そして休みの日の朝。
天気は快晴で初夏を思わせるかの暖かさに少々早いが薄着のファッションで僕は地元の駅前まで向かった。

その頃、時を同じくして姫も出かける準備をしていた

そして待ち合わせ時間になるころ

「あっ、キラト〜!お待たせ!」

「おはよう!姫」

「おはよう、キラト。じゃ、行きましょう!」

2人は手をつないで駅のホームへ向かった。

「ね〜最初はショッピングモールに行きたいわ!ジャパニース ショッピングモール!」

「ハイハイ!わかったよ。じゃ行こうか」





キラトは強引にヒメの手を握り、引っ張るように前を行く。
ツバキと初めての体験を向かえたからか、男としての余裕がどこか生まれてきたのだ。

そして、ヒメとてキラトとの身体の関係を望んでいることは、男の本能で分かっていた。
ショッピングモールを出た後はラブホか?・・・
そのホテル代の為にキラトは、お年玉で溜めた貯金を下ろし、
しかも、見られても恥ずかしくは無いように、CKロゴのボクサーパンツを履いてきたのだ。



そしてショッピングモールでの買い物も終えて2人歩いていた

「ねぇ、次はどこに行く?」

「…ちょっと公園に行きたいな、キラトと2人で話がしたい…」

意味ありげな言い方をした姫に気にはせず公園へ向かってベンチに座った。

辺りは午後の時間で子連れの親子がチラホラ遊んでいる。

「…ほら、見てキラト。あの赤ちゃん可愛いね。あっこっちにきたよ!」

「……だぁっ、あああうぅ。。。」

少々、ぎこちないヨチヨチ歩きで寄ってきた。
それを見た親がやってきた

「すみません、ほら、あっちで遊ぼうね。お兄ちゃんとお姉ちゃんにバイバイは?」

すると赤ちゃんは手を振って行った。

「…ねぇ、キラト。私、キラトが好き」

「え?姫?」

「ううん!大丈夫。キラトはツバキが好きでしょ?」

「…………姫」

「気にしてない。ただ私も好きってことを伝えたかったの。」

そして僕ら3人の関係も変わりはじめてきた。


第四章  命短し乙女と想い


辺りは夕方。
僕と姫は、まだベンチに座っていた。

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