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僕の夏詩-七夕の奇跡-
官能リレー小説 - 純愛

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僕の夏詩-七夕の奇跡- 1

僕には幼なじみの女の子がいる。

2人は幼いときに地元で年に一度開催するお祭りに参加した。

それは七夕祭り。

近所の神社にある大きな笹に願いをすると御利益がある。

そこで幼い2人は結婚を誓った。

あれから、数年後。

私の側に彼はいない。

病で彼は他界した。

そして去年の夏に奇跡は起きた。

七夕祭りで短冊の願いに彼に逢いたい。と書いて笹に短冊をつけると、辺りが光り天の羽衣をつけた天女様が現れて私の願いを叶えてくれた。

でも、その願いには代償があった。

その代償は願いと見合うものを捧げること。

そこで私は自分の命と引き換えに彼を蘇らせた。

そして私は願いの代償として一年後の夏の七夕に命が絶つ。

そう。今年がその私の命が絶つ年。

でも、彼は知らない。

残りの少ない時を少しでも彼と楽しく生きたい。

私が彼と一緒に生きた証を絆の思い出を創っていく。

第一章 過去の追憶

ある時、部屋の片付け中に昔のノートが見つかった。
片付け終了後に古びたノートをめくってみる。それは懐かしい話のやり取りを記した交換日記だ。

幼いときに同世代の子供達の間で流行ったアニメのシールやらが貼り付けてあった。

更にページをめくってみるとある日の出来事が記してあった。


「「おーぃ!キラトー!!おきろー〜!」」

ドカッ!!

ぐっは!?

「んんっ?つ、ツバキちゃん?どしたの?」

「今日は七夕祭りだからあたしと一緒にデートしよって約束したじゃん!」

「?、??。ツバキちゃん?デートしよって?」

僕はその当時は互いに小学生低学年同士。
季節は夏の夏休み真っ盛り。
ツバキとは隣近所の幼なじみで生まれて間もない時から遊んでいた。

どうやら僕はツバキちゃんと今日開催する七夕祭りへ一緒に行く約束したらしい。
ツバキはそれをデートと設定したようだ。

当時の私達ってゆうか子供同士で…。

…コホン…。
それはさておき、ツバキは朝一番でキラトの部屋に入り起こしにきた。

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