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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 72

「こっちがクロースね。」
「ええ。クネーデルという言い方が一般的かもしれません。」
「あ、私はクロースの方が好きかな?」
「それは何よりです。」
「勿論このぶらっと…ナントカも美味しいわよ。」
「カタカナに直すと『ブラットカートッフェルン』が適当だと思います。」
「『ぶらっとかーとっふぇるん』ね?」
「はい。」
「あ、君も食べなさいよ。」
「お嬢様がお気に召したならお召し上がりください。」
「君は?」
「残されるなら頂きます。」
「そうじゃなくって君の夕飯は?」
「では…もう一品頼みます。」
Wiener Wurschen(茹でソーセージ)のSauerkraut(キャベツの漬物)添えを頼んだ。気を利かせたのかポテトも添えられていた。
「これも美味しそうね。これ食べて良いからちょっと頂戴。」
「はい。」
お嬢様の食べかけられたBratkartoffelnとKlossを頂く。
「あ、これも美味しい。」
お嬢様は上機嫌で食事をされた。
お嬢様はWiener WurschenのSauerkraut添えを7割ほど召し上がったところで
「後食べちゃっていいわよ。」
と僕に皿を差し出してくださった。
「頂きます。」
僕はお嬢様が皿の上に置いていらっしゃったナイフとフォークを取った。
「あら?新しいの使えば良いのに。」
お嬢様はそう仰い、僕が頂くのを眺めていらした。

「さ、もう行こうか。」
僕が食べ終えるとすぐさまお嬢様が立ち上がった。
「はい。会計してきます。」
本当は少し食休みをしたかったが僕はお嬢様と共にホテルの部屋へ戻った。

「ふぅ。」
「お疲れ様です。」
僕はお嬢様にお茶の用意を始めた。
「ねえ、やりながらで良いから聞いて。」
「はい。」
僕は殆ど用意を終えていたのでお嬢様の方を向き直った。お嬢様はベッドに腰掛けている。
「今夜から明後日の朝までずっとして欲しいの。」
「・・・ハードですね。なぜそこまで。」
「私・・・・・・君が好きだけど・・・君は私の事・・・・・・恋人として見てくれてないみたいだから・・・」
「それは・・・・・・」
「私はそれでも良いの。でもちゃんと君の心が知りたいの。」
「はい・・・」
「だからこっちに来て。」
「分りました。」
お嬢様は左手でベッドを叩いた。そこに座れと言う意味だろう。
「失礼します。」
僕はお嬢様の隣に座らせていただいた。
「ごめんね。」
お嬢様はそういうと僕を押し倒した。
「抵抗しないでね。」
僕の服を無理矢理引きむしり、全裸にした。
「明後日の朝まで私のために頑張って。」
「・・・はい・・・」
お嬢様は僕が肯定するとすぐさま唇を重ねてくださった。

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