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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 71

「ふぅ〜っ。戻って来るとホッとするわぁ。」
「外は緊張の連続ですか?」
「そうね、言葉も通じないし。ま、君が居るから安心はしてるけど。」
「そうですか。ありがとうございます。」
「少し寝るから・・・・・・6時に起こして。」
「はい。」
お嬢様が目を閉じられたので、僕はパソコンでご主人様からのメールをチェックした。
『ご苦労。何か困ったことがあったらいつでも連絡し給え。』


「あの・・・お嬢様、そろそろ・・・起きていただけますか?お嬢様?お嬢様!」
「んぅ・・・今何時?」
「6時です。」
「・・・まだ早いじゃない・・・いつも君が・・・ん?あ、そっか私が起こせって言ったんだっけ。『夕方の』6時にね。」
「はい・・・・・・」
「じゃお夕飯に行こうか。」
「そうですね。参りましょう。」
レストランに入る。
「何食べようか?」
「そうですね……どの程度空腹を感じていらっしゃいますか?」
「ん〜…あんまり減ってないわ。ケーキ食べたばっかりだし。」
お嬢様の意見に合わせ
「これはいかがですか?」
「何これ?」
「Bratkartoffeln輪切りにしたジャガイモを焼いたものです。」
「ふ〜ん。じゃあ試してみるわ。」
「Herr Ober(ボーイさん).Nummer,6unt15 bitte(6番と15番をお願いします).」
「Ja Sofort(はい、只今).」
「ちょっと楽しみね。ところで15は何?」
「Klossと言って魚のすり身を団子状にして煮込んだりしたものです。」
「色んな食べ物があるから。君が説明してくれて安心だし。」
「お嬢様が御気に召すかはなかなか保障できませんが。」
「そう?」
「例のラーメンは特に……」
「あれは特別よ。あ、来た来た。」
「そうですね。」
パンも添えられている。
「早速食べるわね。」
「はい。」
お嬢様がナイフとフォークを取られた。
「うん。これ美味しいわ。」
Bratkartoffelnは日本で言うジャーマンポテトだが、少し味付けや切り方違うところがお嬢様には御気に召したご様子だ。

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