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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 69

「あ、おはよう。」
「お嬢様、おはようございます。」
「快眠が得られたわぁ。」
「それは何よりです。」
「君が隣に居てくれると最高ね〜。」
「いえ・・・・・・そんな・・・・・・・」
「ふふふ。」
お嬢様は着替えられ、朝食に向かうと仰った。そこで僕も手を止め同行させていただくこととした。
「さ、早く行きましょう。」
「す、すみません。」
「そうやってすぐに謝らない!何回も言ったでしょ?」
「・・・はい。」
「いただきます。ふふふっ。」
お嬢様は上機嫌でナイフとフォークを取られた。
「こっちに来て美味しいもの食べられるって嬉しいわね。」
「そうですね。」
「口に合わないものってあのラーメンくらいだもの。」
「それは何よりです。」
「あ、君も食べなさいよ。」
「はい・・・そうします。」
「う〜ん・・・これ美味しいわよ。食べてみなさい。」
「はい。頂きます。」
「如何?」
「大変結構ですね。」
「普通に喋ってよぉ。」
「あ〜満足したわぁ。」
「ではそろそろ出ましょうか。」
「今日はどうするの?」
「そうですね・・・オペラでも見に行かれますか?」
「本場ね。でもチケット取るのが大変じゃない?」
「ええ、そのために明日ないし明後日のチケットを今日取りに行くという方向で。」
「そうね。観光にも良いわね。」
こうして午前中はstaats oper(国立オペラ座)に向かった。
「『カルメン』ねぇ・・・」
「あの・・・ご不満ですか?」
「よく知らないから。」
「音楽を聴くだけでも宜しいかと思いますが・・・もしお気に召しませんでしたら・・・お断りということでも・・・」
「あ、そういうことじゃないわよぉ。んもぅ。」
「左様ですか。それは何よりです。」
「そろそろお昼ね。」
「では近いところでお食事にしましょう。」
簡単に食事を終え、一度ホテルに戻る。
「ふぅ。午後は何処へ行こうか?」
「そうですね・・・・・・」
「ないの?」
「あり過ぎて困っています。」
「そう。例えば?」
「国会議事堂ですね。」
「あ、何か女神っぽいのがたってるわね。」
「ええ。他にも裁判所や、来たばかりのときに参りましたがウィーン大学も近いですし・・・・・・」
「じゃまずは・・・・・・って今日は一日付き合う約束だったのに。」
「ではまず国会議事堂へ参りましょう。」

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