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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 60

ほぼ皿が空になったところでカイザーシュマレンが出された。
「これはジャムかしら?」
「そうですね。」
「まずは何もつけないで頂こうかしら。」
「お嬢様らしいですね。」
「そう?・・・あ、美味しい。ちょっと食べてみる?」
「宜しいのですか?」
「今までそうしてきたでしょ?遠慮しないの。」
「ではお言葉に甘えて、頂きます。」
「どう?」
「そのままでも美味しいですね。」
「大体同じ感覚なのね。良かったわ。」
お嬢様は嬉しそうな顔をされ、今度はジャムを沿えてカイザーシュマレンを口に運ばれた。
「So bitte(どうぞ).Stimmt so(これで合ってます(=お釣りはチップだから受け取ってください)).Vielen Dank(ありがとう)!」
会計をして店を出る。
「美味しかったわ。」
「それは大変結構です。」
「ふふふ。さ、早く戻ろう。」
「ええ。」
「今日も相手してもらうからね。」
「・・・・・・はい。」
「一瞬間があったわね。」
「あ、これは・・・・・・」
「日本に帰る頃には君から誘うようにしてあげるから覚悟してね。」
「・・・はい・・・」
「ふふふ。」
「・・・あの・・・・・・お嬢様・・・・・・」
「ん?何?」
「僕がもしお嬢様をお誘いしても・・・・・・お怒りになりませんか?」
「何よ。どういう意味?」
「僕はずっと・・・・・・お嬢様が好きでした。しかし・・・・・・」
「『しかし』何?」
「その・・・・・・立場の違いがありますので・・・・・・」
「良いのよ。そんなの関係ないわ。」
「・・・・・・お嬢様・・・・・・」
「大丈夫。もう恋人になったしやることやっちゃったんだから。既成事実よ。」
「ありがとうございます。」
ホテルに戻って歯を磨くとお嬢様が仰った。
「今日も体洗ってね。」
「はい、喜んで。」
「あ、体はここので、シャンプーはお気に入りのを使うのよ。」
「わかりました。」
「ええと・・・・・・洗濯物はどこに置けば良い?」
「脱衣所に適当に置いていてください。着替えはここに置きますよ。」
「うん。ありがと。」
シャァァァァ
「このくらいで宜しいですか?」
「もうちょっと熱く・・・・・・ん、そのくらい。」
お嬢様の肩からシャワーを浴びせた。
「では失礼します。」
ボディーシャンプーを取り泡立てた。
「洗いますよ。」
「ええ。」
「お嬢様如何ですか?」
「上手よ。でもごめんね?」
「はい?」
「私の我侭に付き合ってもらって。」
「いえ・・・そんな・・・・・・」
「だって君本当は大変でしょ?勃っちゃって。」
「う・・・・・・それは・・・・・・」

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