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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 59

夕方になり早くも僕らはホテルに戻っていた。
「明日はRathausparkに移動ですね。荷物まとめておきます。」
「うん。ありがと。」
「お夕食は如何されます?」
「そうね・・・・・・今日はそろそろ食べたいな。早く寝たいから。」
「ではもう出ましょうか。」
「ええ。でも行き先は私に任せてくれるかな?」
「はい。」

暫く歩くとお嬢様のお気に召したレストランがあったご様子で、そこに入った。
席に通されると
「あ〜あれ美味しそうね。」
近くの席に座っている人が食べているものに目が留まったご様子だ。
「Gulyasですね。ビーフシチューに近いと思います。かなりボリュームがありそうですね。」
「じゃあスープとかは要らないわ。」
「僕はgemüseteller(温野菜の盛り合わせ)にします。」
「あら?それだけ?」
「Bouletteも一緒に注文します。Herr Ober(ボーイさん).Nummer,8,11und33(8番、11番それと33番)」
料理は比較的早く出てきた。
「これ・・・ちょっと多いですね・・・これ食べたらメインが入らない・・・」
と呟くとお嬢様が
「少し手伝ってあげようか?」
と言って下さった。
「・・・お願いします。」
二人で温野菜を食べ終えるとGulyasとBouletteが出てきた。
「あら?ハンバーグ?」
「そうですね。近いと思います。」
「ちょっと頂いても良いかしら?」
「ええ、どうぞ。」
「ん〜・・・あ、こういう物ね。美味しいわ。」
「お気に召されましたか?」
「ええ。あ、パンもうちょっと欲しいわね。」
「分かりました。Herr Ober(ボーイさん)!Kann ich noch etwas Brot bekommen(パンをもう少し貰えますか)?」
「Sofort(只今).」
「ありがと。」
「いえいえ。ところで、それで足りますか?」
「もう一品くらい欲しいわね。」
「ではデザートにカイザーシュマレンは如何ですか?」
「デザートで補うの?」
「パンケーキですからそれなりのボリュームだと思いますよ。」
「そう。試してみるわ。」

お嬢様は大体食べ終わるとボーイさんを呼んだ。
「Kaiserschmaren bitte(カイザーシュマレンください).」
「sofort(只今).」
「そう頼まれましたか・・・・・・」
「え?変だった?」
「一応メニューに番号が振ってありますのでこれで言った方がわかりやすいかと思いました。」
「あ、そうなんだ。そういえばそうやって注文してたわね。」
「ええ。」
「でも伝わったから良いでしょ?」
「そうですね。」

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