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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 57

8月6日になった。
「さて・・・今日は如何するかな・・・・・・」
自分の寝巻きを洗濯していると
「あ・・・お早う。」
お嬢様がお目覚めになった。
「お早うございます。」
「最近は快眠が得られるわ。」
「それは何よりです。」
「でも『抱き枕』がなくなるとすぐに目が覚めるわ。」
「なるほど・・・・・・」
「あ、ごめんね。」
「いえ・・・僕も・・・お嬢様が隣に居ないと・・・」
「寝付けないのね。」
「・・・・・・はい。」
「日本に帰ってからも寝室一緒にする?」
「しかしお嬢様のベッドは・・・代々受け継がれている・・・」
「良いじゃない。君の部屋にセミダブルのベッド入れて貰っても良いし。」
「普通のダブルでは駄目ですか?」
「くっついて寝たいの。」
「はぁ・・・・・・」
「ま、それはまた今度考えましょ。さ、朝食朝食。」
お嬢様は着替え始めた。

着替え終えたお嬢様を見て
「お嬢様・・・・・・その格好は・・・」
「ふふ。可愛い?」
「メイドさんとはまた違いますが・・・・・・」
「ちょっと古い趣味だけどね『ゴスロリ』って言うのよ。」
「はぁ・・・・・・」
「ちょっと御気に召さなかったかしら?」
「ただビックリしてしまいまして・・・・・・」
「そう?でもたまにはちょっと変わった格好もいいでしょ。」
そう言ったお嬢様と共に朝食の席についた。
「ね、今日はどこ行く?」
「そうですね・・・・・・ハイドンの家とブラームス記念室は如何ですか?」
「良いわね。行きましょう。」
「ではタクシーを呼んでもらいますね。」
「私にやらせて。」
「はい。」
お嬢様はホテルの入り口に向かい、ベルキャプテンに言った。
「Bitte rufen Sie Mir ein Taxi(タクシーを呼んでください。).」
早速電話をかけタクシーを呼んでくれたようだ。
「5 Minuten(5分).」
5分ほど待てばタクシーが来るようだ。
「やっぱり音楽の都ねぇ。」
「そうですね。他にもあちこちに作曲家ゆかりの地がありますよ。」
「そう言えば29日からはザルツブルグに行くんだったっけ。楽しみ〜。」
「それは何よりです。」

タクシーを降りまずはハイドンの家に入る。と言っても学生は1ユーロ(大人は2ユーロ)でブラームス記念室も両方見ることができる。

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