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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 55

ホテルに戻った。
「また太っちゃったかな?」
「そんな事ないと思いますよ。」
「そう?油断できないわ。」
「僕もお嬢様と同じ位頂いてますから。」
「そうかしら?」
「大体途中で交換していただいてますので。」
「それもそうね。それに消費も激しいからね。」
「そうですね。」
「君の場合は『消耗』かな?」
「たんぱく質がですか?」
「ノーコメントにしとくわ。」
「あ、ご主人様にメールしておきますね。」
「そうね。パパから何か来てる?」
「ええ。ご覧ください。」
「え〜と『君がついているから心配はしていないが、優衣は元気か?お金は足りてるか?そっちの治安は良いと聞いているが、世間知らずの優衣のことだ。流石に心配でならん。』・・・・・・全くぅ・・・世間知らずで悪かったわね。」
「そんな・・・お嬢様は十分・・・」
「どーせ私は世間知らずで外の出たことのない『お嬢様』よ。」
お嬢様はそう言ってベッドに体を投げ出した。
「あ・・・お嬢様・・・」
「放っておいて。」
「そんな・・・ご気分を害されずに・・・あの・・・気分転換でもされますか?」
「煩い!」
「ご主人様もお嬢様が心配なだけで・・・初めての海外ですし・・・・・・僕がもっとしっかり報告していれば・・・・・・」
するとお嬢様は僕の頃を鋭くにらみつけた。
「責任を被るってことは相応の覚悟があるってことよ。」
「え・・・・・・それは・・・・・・」
「ぷっ・・・あはははははは!そんな深刻な顔して・・・はははははは!」
「・・・・・・お嬢・・・様?」
「ははは・・・私がははっ・・・本気で拗ねてると思ったの?」
「ええ・・・はい・・・」
「あははははっそうなんだ。ははははは。何か焦ってるから、はははは。ついつい意地悪したくなっちゃった。あ〜おもしろかった。」
「あの・・・それは・・・」
「最初の一言は本気で出た言葉だけどね、ベッドに体を投げ出す前の言葉からは君をからかってただけよ。」
「お嬢様・・・・・・」
「ごめんね。」
「あ、いえ・・・」
「まだちょっと戸惑ってるかな?」
「正直なところ・・・そうです。」
「ふふふ。」
「お嬢様、ご主人様に返信しておきます。本文はお嬢様が『検閲』していただけますか?」
「そうね。打ち終わったら教えて。」
「はい。」
カカカッ カチャ カカッカカカ カチャ
「お嬢様、こんなところで如何でしょうか?」
「ん?『お嬢様はお元気です。ドイツ語も少しずつ身につけられていらっしゃるご様子ですのでご安心ください。お嬢様は充分しっかりしていらっしゃいます。』本当にそう思ってる?」

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