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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 52

「はぁん・・・・・・」
「あ、お嬢様?どうされました?」
「ん〜?」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。何で?」
「ちょっと溜息というか・・・その・・・」
「あ、意識させちゃった?」
「いえ・・・」
「ふふふっ。洗い方上手だから気持ち良いんだもん。ごめんね。」
「ありがとうございます。・・・・・・流しますよ。」
ザアァ〜ッ
「お顔拭きますね。」
「ん・・・ありがと。」
「シャンプー本当にここに置いてあるので宜しいのですね。」
「ええ。」
「では洗いますよ。」
「お願い。・・・・・・気持ち良いわ・・・上手よ。ところで・・・」
「はい?」
「人の洗髪って私が初めて?」
「そうですけど?」
「本当に?」
「ええ。なぜですか?」
「上手だからよ。」
「そうですか?」
「うん。いくらセミロングでも慣れてないと長い髪洗うの大変じゃない?」
「確かに少し気を遣いますね。でもそれほどの事は。」
「そう。」
「あ、そろそろ流しますよ。目を閉じてください。」
「ええ。」
ザアァァ〜ッ
「ふうぅ〜っ。」
「コンディショナーもここの使いますよ。」
「うん。私がやれって言ったんだから良いのよ。」
「はい。」
「あ、気持ち良い。・・・・・・そうそう・・・マッサージするような感じで。」
「あ、ちょっと失礼します。」
「何?」
「目に入りそうでした。」
「本当に気が利くわね。」
「いえいえ、まだまだです。あ、流しますよ。」
「うん。」
ザアァァ〜ッザァッザザザザザ〜ッ
丁寧に流すとお嬢様は
「お先に。」
と言って脱衣所へ向かった。
「君もちゃんと洗ってらっしゃい。」
「お言葉に甘えます。」
僕は手早く全身を洗い終え、服を調えた。
「あら、早いのね。」
「あ・・・お嬢様・・・」
お嬢様はバスタオルを体に巻いただけの格好だった。
「あ、私暫くこの格好のままよ。」
「そうですか・・・・・・」
僕は踵を返し洗濯に取り掛かった。
「全く・・・シャイね。」
「いえ・・・」
「夜は大胆なのに。」
「う・・・仰る通りです。」

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