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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 45

お嬢様の体についた泡を落とし、今度は頭も洗うよう指示された。
「かゆいところはございますか?」
「大丈夫。気持ちいいわ。」
「流しますよ。」
仕上げにお嬢様お気に入りのヘアーコンディショナーも使う。
「またシャワーおかけしますね。」
シャァァァァ
「ありがと。君も洗っておいで。」
「はい。」
お嬢様の体を洗う仕事がここまで大変だとは思わなかった。

「あ、出てきた。お疲れ様。」
「すみません・・・御気を遣って頂いて。」
「ふふふ。私が我侭だからね。」
「と申されますと?」
「それ口癖ね。」
「ええ。」
「あ、それでさっきの意味だけど、君にお風呂の仕事ってあんまりしてもらってないでしょ。」
「そうですね。」
「何でかって言うとね、パパがうるさいのよ。私が同い年の男性と一緒にお風呂に入るのを嫌ってるの。」
「それは分かる気がします。」
「でもね、もうあんな事しちゃったし・・・良いわよね。」
「ええ。ただ・・・・・・」
「如何したの?」
「直接手で洗うのは・・・・・・」
「あ、ごめん嫌だった?」
「いいえ。お嬢様は如何でした?」
「すごく上手だったから気持ち良かったわ。」
「そうですか。あの・・・実は・・・お嬢様の肌が気持ちよくて・・・ええと・・・なんと申しますか・・・」
「反応しちゃうんだ。ふふふ。良いじゃない。健康な証拠よ。」
「・・・はい。」
「でもね、こんな事言えるのは君だけよ。ほかのおじさんみたいな執事にやられるのは嫌。日本で誰かと入るときもね、一番気に入ったメイドとしか一緒には入浴しないのよ。」
「何人か居るメイドさんの中でも・・・・・・」
「そう。それに私レズじゃないから・・・・・・」
「はあ・・・・・・」
「鈍いわね。君が一番ってこと。」
「・・・・・・」
僕は沸騰してしまった。それを見たお嬢様は
「あ〜真っ赤になっちゃったわね。」
といって面白そうに笑った。
「さあ、お昼食べに行きましょう。」
「はい。」
「何が美味しいかしらね?」
「レストランを食べ歩くのも良いのでは?」
「そうね・・・」
「屋台で売っているパンなどのちょっとしたスナックも僕は好きですよ。お嬢様がおっしゃる通り衛生的には問題があるかもしれませんが。」
「そう。」
「お嬢様は如何お考えですか?」
「そうね・・・これ見て決めましょうか。」
お嬢様は『地球の歩き方』を取り出した。

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