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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 5

「それで・・・・・・あの・・・・・・そっちに行っても良いかしら?」
「備中高松城の水攻めにおける豊臣秀吉の戦略について話し合いますか?」
「バカ。でもそうやって冗談を言ってくれるのは嬉しいわ。」
「お嬢様もよく僕をからかいますからね。あ、どうぞいらしてください。」
「ふふふ。ありがと。やっぱウィーンはちょっと寒いわね。」
「そうですか?」
「だから君と一緒のベッドで寝ると丁度いいわ。」
そう言ってお嬢様は目を閉じた。
「・・・・・・ね、手繋いで。」
「はい。」
僕はお嬢様とこのとき初めて手を繋いだ。

「んん・・・・・・スゥ〜。」
(もう寝たかな?)
僕はお嬢様が寝息を立て始めたと判断し、枕元の電気スタンドのスイッチを落とした。
(お嬢様、お休みなさい。)
僕は心の中で言って目を閉じた。
「んん・・・・・・なんだか苦しい・・・・・・」
夜中、僕は息苦しさを感じ目を覚ました。
「!!!」
僕は声を出さずに驚愕した。お嬢様が僕の上に乗り、胸の上に抱きついている。寝巻きは乱れ、色白の肌が各所から覗いている。
(まずい・・・反応してきた・・・・・・)
しかしせっかく気持ちよさそうに寝ているお嬢様を起こしてしまう訳にもいかない。僕は細心の注意を払いながらお嬢様を動かそうとした。
「んう?もう朝?」
(しまった・・・・・・)
僕はお嬢様を起こしてしまった。それだけではない。お嬢様を動かそうとした僕は半分脱げかかったパジャマをつかんでいる。まるで僕が脱がそうとしたような状態だ。さらにお嬢様は僕に抱きついている。お嬢様は悲鳴を上げるだろう。我を忘れて殴りかかってくるかも知れない。
「本当に申し訳ありません!!!」
僕は大声で謝った。
「私・・・・・・こんな状態だったの?」
僕は身構えた。しかしお嬢様は意外なことを言った。
「ごめんね・・・・・・ビックリしたよね?」
僕はホッとしたと言うより拍子抜けした。
「あの・・・・・・お嬢様?」
「本当にビックリしたでしょ?」
「もしかして・・・・・・昔ぬいぐるみと寝ていらしたとか、そういった事でしょうか?」
「今も・・・・・・」
「そうですか。あの・・・・・・しかしお嬢様・・・・・・」
「でも・・・・・・ぬいぐるみの・・・・・・せいじゃないみたい。」
「なぜですか?」
「だって君に抱きついてたってわかってから・・・・・・ここが熱くなって・・・・・・濡れてきちゃった・・・・・・もう下着から漏れてきちゃってる・・・・・・」

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