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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 27

プラーターに着いた。
「わぁ〜凄い凄い。どれから乗ろうかしら?」
「お嬢様遊園地はお好きですか?」
「う・・・ん・・・一回しか言ったこと無いの。」
「ではテーマパークの様な所も?」
「さっき言った『一回』はディズニー○ンドに一回行っただけってことなの。」
「そうなんですか・・・・・・。では今日は今までの分も含めて思いっ切り楽しみましょう。」
「ええ。でも・・・・・・絶叫系は遠慮したいわ。」
「ではあそこのお化け屋敷のようなものは?」
「そういうのは平気。」

「面白かったぁ。」
「それは何よりです。」
「次は・・・・・・ああいうグルグル回る様なのは勘弁ね。」
「そうですね。僕も余り得意ではありません。」
「あ、次はあれに行こう。」
お嬢様は上機嫌だ。

暫く遊んで
「なんだか疲れたわ。」
「では最後に歴史ある大観覧車に行きましょうか。」
「え?」
「ここの目玉です。」
お嬢様と一緒に入り口に行くとガイドのパンフレットがある。
「読めないと思うわ。」
「いえ、確か日本語のものが・・・・・・あ、ありました。」
「へぇ〜。そうなんだ。」
「では乗りますか。」
「このゴンドラ大きいわね。」
「そうですね。」
「凄ぉい・・・・・・今日は驚いてばかりね・・・・・・」
「お嬢様、満喫されましたか。」
「ええ・・・もう最高よ・・・・・・何せ一日中デートしてるんだもん。」
「そ・・・そうですか・・・」
「でも・・・・・・他のグループと一緒に乗る観覧車は・・・ちょっと嬉しくないかな。」
「何故ですか?」
「キスとかできないじゃん。」
「ああ・・・なるほど・・・。それはホテルで・・・・・・」
「じゃあ今夜もお願いね。」
お嬢様の目がキラリと光った。
「はいっ。」
お嬢様は僕の答えを聞くとまた窓に張り付いたように外を見始めた。
観覧車から降りるとお嬢様は
「さっきのパン食べよ〜。」
と仰った。
「そうですね。」
僕らはベンチに腰掛け、パンを食べた。
「君が選んだやつって・・・・・・何か変わってるわね。」
「そうですね。中に入っているものがクリームというよりマシュマロを溶かしたような・・・・・・何と言うか変わった食感ですよね。」
「でも君は好きなのね。」
「そうですね。比較的好きです。もちろんお嬢様も。」
「ば・・・・バカッ。」
お嬢様は真っ赤になられた。

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