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お嬢様と@ウィーン旅行
官能リレー小説 - 純愛

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お嬢様と@ウィーン旅行 26

「ではKarlsplatzからU2に乗ってウィーンを北上しますよ。」
お嬢様に説明してScottentorに向かう。
「それで如何するの?」
「ウィーン大学の前に着きます。」
「それで?」
「先日ご一緒させていただいたとき、あそこの売店で売っていたパンに目が留まりまして、本日の軽食にしようかと思いました。」
「あ〜なるほど。」
お嬢様はウィーンの地図を開いた。そして
「Operに行って路面電車に乗った方が良くない?」
とお聞きになった。
「確かにその方が近いことは近いのですが、先日とはまた違うルートも宜しいかと思いまして・・・・・・」
「そうなんだ。だったら良いのよ。」
「ではU2で宜しいですか?」
「ええ。良いわよ。地下鉄ね。」
「はい。」

こうしてScottentorに到着した。
「どこの売店?」
「ウィーン大学のすぐ前です。」
僕は店員に話しかけた。
「hallo(こんにちは).」
「・・・・・・」
聞こえなかったようだ。
「Entschuldigen Sie(ちょっと良いですか)?」
「Kann ich Ihnen helfen(ご入用ですか)?」
僕は二つ選び出したがお嬢様が
「あのクロワッサンも欲しいわ。」
とおっしゃった。あいにく『クロワッサン』に該当するドイツ語が分からなかったため
「Croissant.」
と言った(フランス語)。とりあえず通じたのでそれも買い、Schwedenplatzに向かった。
「ここで乗換ね。」
「はい。しかし一度駅を出ませんか?」
「え?何で?」
「ちょっとお見せしたいものがあるんです。宜しいでしょうか?」
「ええ・・・良いわよ。」
一度駅を出てお嬢様にドナウ川をお見せする。
「如何ですか?」
「見せたかったのってこれ?」
「はい・・・お気に召しませんでしたか?」
「そんな事無いわ。凄いわね・・・船とかで渡ってみたい。」
「そういうツアーもありますから今度また参りましょう。」
「そうね。」
「凄いわぁ・・・・・・」
お嬢様はお気に召されたようだ。
「ここバックに写真撮ろうか。」
「はい。」
デジカメのセルフタイマーでツーショットを撮った。
「いつまでも見てたいけど、そろそろ行きましょうか。」
「そうですね。」
U1に乗ってWien Nord(ウィーン北駅)に向かった。
「次ね。」
「次はPratersternですよ。」
「え?」
「あ、お嬢様吃驚されないでください。同じところです。」
「もうっ。」

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