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磁石
官能リレー小説 - 純愛

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磁石 2

二人はその公園でしばらく会話をした。啓太は寂しさを紛らわすため、亜衣は会話の終わり・沈黙がふたりの別れと感じ必死に話をしている感じだった。

「お兄ちゃんができたみたいでうれしかったのにな・・・」そうぼそっと亜衣がしゃべった時、突然雨が降ってきた。。。


「送っていこうか?」車を指差して、そう啓太は言った。助手席につき、亜衣が言った。「この車、お姉ちゃんの匂いするね。」続けて、「それとも啓太君とお姉ちゃんの混ざった匂いなのかなあ。ほっとする・・・」

「ちゃんと送ってよ?」おどける亜衣。「彼女の妹に手を出すほど困っちゃいないさ・・・」ぼそっと返す啓太。「やっぱりそのバイト先の女の子と・・・?」「亜衣はどう思う?」「そんなこと・・・」
亜衣の制服は雨で濡れていた。ブラウスからは、濃い色のブラジャーが透けている。ミニスカから伸びた脚は、助手席に座ったら、3/4が丸見えに。


雨は激しくふり続いた。。。

「風邪ひくなよ? ほらっ」後ろにあったタオルをわたす。慣れた道を通り、亜衣を送る啓太。

髪をふく亜衣。啓太には、亜衣が泣いているように見えた。それをさりげなく拭いているような気もした。




「この辺でいいかな・・・」家の前まではとめることには抵抗があり、少し離れた場所に車をとめた。オレは全てを失うのか・・・そう思ったら無意識に亜衣を抱きしめていた・・・。助手席で固まる亜衣。抵抗するでもなく、受け止めるでもなく・・・。

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