それが男の夢見てた世界 45
先ほどまで小悪魔のような笑みを浮かべていた少女の切なげな表情に、オレはギャップを感じて思わず花織を襲いたくなった。
とは言え、詩織の膣内からも離れたくないのも実情で。
オレは詫びとすぐに戻るという意味で花織の膣に指を差し込む。
オレを求めてやまない花織の膣は、すぐさま指に絡み付いて早く戻ってとせきたてる。
しかしオレを求めているのは双子だけではない。
2人に夢中ですっかり忘れていたが、ここにはオレの嫁になることを誓った娘たちもたくさんいるのだ。
2人の世界・・・いいや、3人の世界に入ったことに軽い嫉妬を覚えたビアンカとナターシャは、負けじとばかりにオレにしなだれかかる。
レイチェルと咲美も、捨てられた子犬のような目でこちらを見つめる。
「ま〜さ〜と〜?詩織たちを娶ることは許したけど、私たちのことを忘れていいなんて言ってないわよ〜?」
「わ、悪かったって!今晩はちゃんとみんな満足させるから!」
その言葉に意味ありげに笑うビアンカ。他の面々もにっこり微笑んでいる。
・・・あれ?もしかしてオレ、ハメられました?
「期待しているわよ、雅人?それじゃまずは私から満足させてもらおうかしらねぇ?」
「あ〜っ、お姉さま、ずるいっ!私も雅人様に抱かれたいっ!」
「え?次ってボクじゃないの?」
「あ、あの、みなさん、ここは私がお兄様を・・・」
リリアンの言葉を合図に飢えた女豹たちが、我先にと順番を争う。
この島に流れ着いた直後からは考えられないような変わりようだった。
「雅人っ!次は私よね!?」
「ナターシャ、お兄ちゃんとHしたいですぅ〜」
ものすごい気合の入った視線でこちらをにらみつける女性陣。
うう。全員抱くとは言ったものの、オレはどうすればいいんだ?
贅沢な悩みに頭を抱えたそのときだ。
「悪いが・・・次はぼくにしてもらえないか?
もう身体が熱くて、どうにかなってしまいそうなんだ」
ビアンカたちの後ろから息を切らせながら、誰かがそんなことを言った。
オレたちが反射的に声の発生源に視線を向けると。
そこには今までレイチェルたちのおもちゃと化していた宋麗花(ソウ・レイカ)が、何かに耐えるような表情で立っていた。
その股間からは水たまりを作るほどの大量の愛液をあふれさせながら。