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それが男の夢見てた世界
官能リレー小説 - その他

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それが男の夢見てた世界 36

俺はナターシャの間延びした話し方の間から洩れる艶かしい声がもっと聞きたくて、彼女の乳首をひねり上げた。
その瞬間、ナターシャの身体がびくびくと震え出す。どうやら、イッたようだ。
「雅にぃ!僕も!!僕もイかせて!!」
反対側で胸を揉まれているレイチェルが俺にそうせがむ。俺はそれに答えてあげるため、レイチェルの乳首をキュッと摘む。
「ひゃん!?イッちゃう!!僕、もうイッちゃうよー!!」
レイチェルはそう叫ぶと、俺に抱きついて来た。その瞳と表情は呆け、悦楽に身を任せている。
(レイチェルもちゃんとイッたみたいだな・・・・・・)
花織と詩織を見ると、二人とも呆然としていた。目の前で次々とお姉様がイかされ、見た事もない表情をしているのだから、ま、驚くのも無理はない。
「ね、凄いでしょう?雅人はホント、スケベなんだから」
マーニャは呆れたように苦笑した。
「ね、花織、詩織」
ビアンカが優しく二人に声をかける。
「・・・あなた達が殿方を怖がる理由はわかるわ。昔、あんな事があったのだものね・・・・・・」
あんな事?俺は気になってビアンカの話に耳を傾けた。
「でも、雅人様は違う!!あなた達が思っているような方じゃないわ・・・ね、私を信じてみてくれないかしら?」
「「お姉様・・・・・・」」
「ね?」
ビアンカはそう言うと、花織と詩織の手を取って二人を俺の元に導く。いつの間にか、ナターシャもレイチェルもリリーも、さらにレズ行為に耽っていた咲美と麗花も行為を止め、優しい瞳で花織と詩織を見守っている。
(・・・なぁ、マーニャ)
俺は傍にいたマーニャに話しかける。
(あんな事って、一体何だ?二人に何かあったのか?)
(・・・・・・二人はまだ小さい頃、悪戯目的で誘拐された事があったの・・・・・・)
(!!)
(何とかその前に助け出されたんだけど・・・その時のトラウマのせいで、男の人が怖いんだって・・・お父さんにも触れられないって、以前言ってた・・・・・・)
(・・・・・・・・・)
俺は何も言えなかった。目の前に連れて来られた二人はまだ小さく、さらに小さかった彼女達に悪戯しようとした犯人に激しい怒りを覚えた。

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